花組の次回作、2本立てが発表になりましたね。
私はこれまで、宝塚歌劇団が公式に発表された演目は、どれも「きっと良い作品になるはずだ!」と基本的に「信じる派」でした。人によって、面白いと感じる演目、「刺さる演目」は異なるし、仮に自分が好みでなくても、その作品をきっかけに宝塚ファンになる方もいるわけです。
だから、発表される演目に対してネガティブな感情を持ったことはなかった。
でも…
ここ最近、発表される演目について、率直に「宝塚歌劇団は迷走している」そう感じられてなりません。
ゲームが原作、映画が原作、そして他劇団の作品が原作…
これまでも漫画やドラマ原作の作品は多々あり、ヒットを飛ばしてきました。
ゲームで言うと、「逆転裁判シリーズ」は成功事例だったのではないでしょうか。主題歌がとても良かったし、ゲームに寄り過ぎず、ちゃんとストーリー性も練られていたのが良かったです。特に、蘭寿さんが主演されていた初期のシリーズが好きでした。
ただ、正直に言ってしまうと個人的にはゲーム×宝塚歌劇は好みではなく、何作も新作を観たいか…と言われれば、そうではないかなと…。(今回選定された花組公演の原作となったゲームのことは詳しくないため、こちらのゲームがどうこう、というのではないのですが…)
でも、あの作品は今の星組メンバー、そして谷先生だったから奇跡的に昇華したけれど、かなり異色だったとは思います。トップコンビの恋愛要素は薄く、完全に男役同士のバディもの。きっと再演は難しいし、しないんじゃないかなと…。

でも、ここ最近はオリジナル作品にしても、原作ありきの作品にしても、どうも宝塚歌劇の方向性に迷いを感じます…。
もう、あれもこれもジャンルレスに取り入れてきて、アイデアが出尽くしてしまったのか、それとも人気海外ミュージカルがどうしても持って来れないのか…。

新規顧客を増やすために、特にまだ開拓の余地がある若年層や男性客などに向けて、刺さりそうな作品を選定しているのかも…
かと思うと、超伝統的なレビューが選定されたりもする(それもクラシカルで素敵だけれど)…組み合わせのバランスにちょっと?が浮かびました…
その方向性も、商業演劇として成り立たせるためには必要なことかもしれないのだけれど、選定演目を見るに何だか宝塚歌劇が持つ「良さ」が薄まっているような気がするんです…。今後も再演して欲しいと思えるような、素敵な作品が生まれてほしい。
宝塚歌劇だからこそ表現できる、ファンタジックな世界観は、きっとまだまだあるはず。
現代的な要素もありつつ、おしゃれでワクワクするような素敵な演目、待っています。
そして、決定した作品も、キラキラ感を残した宝塚らしさのある仕上がりになりますように…。
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コメント
コメント一覧 (2件)
わたさは、友会も、スカステも、当分解約して、様子みます、とあきさんは、わりと、耽美なんも、合いそうだけど、ハンターも、合いそう、配信で、見たいです、
そうですね、永久輝さんは、さまざまなお役に染まれるタイプの方だなぁと思います。魅力がさらに開花できるお役に出会ってほしいですね。