本日、星組大劇場公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』千秋楽が無事幕を下ろしました。
お芝居もショーも、たくさん感想を書きたいけれど、何よりも心に残ったことを先に書かせてください。
それは、退団者の皆さんのこと。
大輝 真琴さん
天華 えまさん
彩園 ひなさん
侑蘭 粋さん
本日、宝塚大劇場を卒業していった星組の仲間たち。そのおひとりおひとりの挨拶がとても心に沁みて、涙が止まりませんでした。
特に、涙が溢れて止まらなかったのは、侑蘭 粋さんのお花と挨拶です。
私は、「卒業」というタカラジェンヌにとって一世一代の晴れの日に、このような花を選ばれる方を初めて観ました。そして、その花の「色の組み合わせ」に込められた想いを感じ取った瞬間に、声が出るくらい涙が出ました。
ゆらんらんは、どんな想いでこのお花を選んだのか。
そして、直接的な表現はなくても、どんな深い想いがお花と挨拶に込められているのか…。
ゆらんらんが、「宝塚大劇場」を卒業する。
「宝塚の地」で今この時に卒業することは、きっと晴れがましい気持ちだけでは決してない。
タカラジェンヌとして、ひとりの人としての「願い、祈り」が込められていたと思います。
それは、まいけるもかとぴも、そしてぴーちゃんも一緒だったと思う。
タカラジェンヌがたった一度だけ。宝塚大劇場で「自分の言葉で語れる瞬間」それは、トップスターを除いて卒業のたった1度きりです。その1度きりの貴重な機会に、彼女たちは精一杯の「今」の想いを込めていました。宝塚歌劇団が置かれている状況を重々承知しながらの、宝塚歌劇への愛、祈り願い想いの丈だったと思います。
今回の千秋楽は、これまでのどの千秋楽とも違っていた。
今日の千秋楽は「RRR」を終えてからは、ショーから退団者の挨拶まで「弔い」のようにも感じられました。
それくらい、宝塚大劇場という場で今この時に公演を続けてきた星組生たちの複雑な想い、そして礼真琴さんの重責はどれほどだったか…と思うと涙が止まりませんでした。
退団者たちの挨拶を終えて、礼真琴さんが挨拶をしたとき、こっちゃんのほほには涙の筋がライトに照らされて光ったように見えました。
何とか笑顔をつくっていつものように元気に…!それが私の使命だから…と頑張ってくれていたのを感じて、それでもやっぱりいつもの千秋楽とは違っていて、とても辛そうで心からの笑顔は出せなかったのでしょう。
こっちゃんは、人の心を繊細に感じ取れる人だと、ずっと前から思っています。
泣きそうな心で、一生懸命笑顔をつくっているこっちゃんのように見えました。
それでも、星組パッションをやっていつものように「遠くてなかなか劇場に足を運べない、いつも応援してくださる方々」といった「誰も置いていかない」こっちゃんがそこに居てくれて、涙が出るくらい嬉しかった。
東京公演に向けて、ほっと心を休めてゆっくりしてほしいな、と思います。
そして、想いをまっすぐに届けてくれた退団者の皆さんを、本当に素敵だと思います。
卒業、おめでとうございます。
星組大劇場千秋楽、ライブ配信というかたちではありますがしっかりと見届けられたこと、本当によかったです。
きっと退団者の皆さん、そして礼真琴さん舞空瞳さん、暁千星さん、星組の皆さんの想いはたくさんの方たちに届いたと思います。
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