まさに究極のロミオ:礼真琴さん

ライブ配信を観た感想ですが、やっぱりこう思いました。

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思ったとおり、やっぱりみずみずしい究極のロミオ(礼真琴さん)だった!

見た目も声もお芝居も…フレッシュさと持ち味がマッチしていて、本当に自然すぎるくらい自然。

初演をこよなく愛する私。再演でもたくさんのスターさんが演じられてきたロミオですが、「等身大」を基準にして観ると今回の礼ロミオが「究極」だと思いました。

きっとそれは歴代ロミオを演じてきた方たちも納得でしょう。

小池修一郎先生に「ロミオとジュリエットの申し子」とお墨付きの礼さんですから…

ロミオ:礼真琴さん

小池修一郎先生もおっしゃってましたが、「礼真琴のところにロミオとジュリエットという作品が戻っていった」本当にそんなイメージでした。

「愛」に始まり、多くのロミジュリ経験を経て、満を持して主演のロミオ役。

もうこれ以上ないほどの風貌のマッチ感とのびやかな歌声・ダンス。プレッシャーを感じておられたことは特番などでもひしひし感じましたが、そんなことは吹き飛ばして本当にのびのびと舞台上で輝いていて、すごくほっとしました。

でも今回のロミジュリで。礼さんの魅力が一番花開いたと思ったのが「お芝居」。

完璧な礼さんだからこそ、贅沢なことを言ってしまうと黒い役・苦悩を抱えた役は貫録の面で少し物足りなさを感じ、カラッと明るい役は軽快さと可愛らしさが全面に出て「タカラジェンヌ」らしさから少しだけ外れてしまう…これまでそんな印象を持っていました。(でも、「眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~」の礼真と「食聖」のドラゴンはすごく好き!)

やっぱり礼真琴は「ロミオ」みたいな優しくて可愛らしい、そして少しの憂いを秘めた純粋な青年の役が抜群に似合う!

タカラジェンヌならではの香りが漂い、なおかつクラシカルで重厚感もある。本当に素敵なロミオでした。

特に印象的だったのがバルコニー。迷うことなくジュリエットのもとに向かい、結婚を申し込む。

そしてキスをして「おやすみ」と言うときの声音と表情。何とも言えず情感があり、幼さと大人の狭間にいるロミオらしくてとてもよかったです。

歌声にはもちろん何の心配もなく、感情と歌が一体となっていて本当に極上。ダンスでは愛月ひかるさんとのコンビネーションが抜群で、よい意味で「すっぽりとおさまる感」が皆さんも言われているように「闇が広がる」を思い起こさせます( *´艸`)

本気で愛月ひかるさんのトート閣下、そして礼真琴さんのルドルフを観てみたい(*^^*)トップスターとか番手を越えて、実現してほしい!(1場面だけでも…)なんて思ってしまうくらい素敵なコンビネーションでした。

「ステージドア」という舞台の製作過程を紹介するメイキング番組やロミジュリ特番では、緊張感が漂い、少しプレッシャーを感じ過ぎているのでは…と心配してしまうほどでした。

どんなに褒められても実力があっても謙虚なお人柄は本当に素敵だと思います。でもストイックさは柚希礼音さん譲りなのかな、トップスターに就任されてよりご自身に厳しくなったように感じられます。(スカステ番組などからの印象ですが…)

でも、そこは無敵の礼真琴さんです。

ユーモアのセンスや、周りを気遣い思いやりを持って接するところは忘れず、ロミジュリを本当に素晴らしい作品へと引き上げているな!と感じました。

他組のトップコンビに比べ、ラブラブ♡な感じをあえて出していない礼さんですが、きっとそれは礼さんが敬愛してやまない柚希さんの背中をずっと観てきたからではないかと勝手に思うのです。

柚希さんも退団近くなり、「ゴールデンコンビ」円熟したトップコンビになるころまでは、ねねさんに温かくも他の組子よりもより厳しいところがあったように思うのです。それはご自身もいつかトーク番組で話されていたんですよね。

「ねねは自分の一部」

それくらい、自分とねねさんの境目がないほどに、ねねさんという存在が大きなものだった。とても熱心に親身に接していらっしゃったんだろうと推察できます。だからこそ、ねねさんはちえさんあっての自分、だから一緒に退団したいと思ったのは当然のこと、そうおっしゃっていたのではないでしょうか。

厳しく温かく、本気と本気で信頼関係を構築してきたからこそ、今でもおふたりの間には誰にも入れないくらいの絆を感じます。こちらが嬉しくなるほどに…

礼さんも今、「礼さんの一部が舞空瞳さん」そんな想いなのではないでしょうか。

一緒に同じ方向を向いて高め合う同志。どの組子よりも、厳しくも温かい目で舞空さんを引き上げようとされているんじゃないかと思うのです。だから、ちょっとやそっとでは満足できない。申し分ないくらいの素晴らしい娘役さんだからこそ、同じ匂いのする相手役だからこそ、「もっと上へ!こんなところで満足してはいけない!」と自分に言い聞かせるようにストイックに、相手役にも愛あるストイックさがあるのでは…と思うのです。

それが、すごく星組らしくて礼さんらしい。私は、このトップコンビ好きです。

きっと、作品を重ねて信頼関係をもっともっと築いていくうちに、礼さんの眼差しや言葉に柔らかさがプラスされて変化していくことだろうと思います。その時には、舞空さんも「星組のおかあさん」みたいにどっしりされていることでしょう(*^-^*)

そんなおふたりのこれからが楽しみになったロミジュリでした!

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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