瀬央ゆりあさん×飛躍の役どころ「謎の男」:星組 東京宝塚劇場公演『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』

愛称で呼ぶことがなかなかない私ですが、瀬央さんは思わず「せおっち」と呼んでしまう親しみやすさがあるジェンヌさんです。

目次

瀬央ゆりあさん。通称せおっち。

下級生時代から、とにかく明るくてとっても真面目。でも繊細な心を感じさせる…そんなイメージを持っていました。飾らないお人柄、整った男らしい顔立ち。男役として恵まれた容姿を持ったイマドキのジェンヌさんですよね。最近の作品では、食聖で紅さんに負けず劣らずテンポの良いお芝居をされていたのが目を惹きました。

なにせ若手スターなイメージが強かったので、この作品での役どころに正直驚きました。

役名「謎の男」

良い意味でイメージを裏切る「大人で大きな存在感」で大きく飛躍!!

以前スカイステージで放映された壱城あずささんとの対談、そして愛月ひかるさんとのトーク番組などをとおして、せおっちの明るく真っ直ぐなお人柄を感じとっても好感を持っていました。それに、ずいぶんまえに放映された「すみれんず」で地元広島を訪れた番組でも、「なんて地元の方に愛され応援されているジェンヌさんなんだろう」って心が温かくなったものです。

だからね、こんなに大人で大きなお役に挑むせおっちに正直驚いたんです。まだしっかり観れていないけれど「龍の宮物語」の主演を務められたことも大きなステップに繋がったのでしょう。

「謎の男」は礼真(礼真琴さん)を翻弄しながらも、導く大切なお役。

その素性ははじめ明かされず、本当に謎のまま進んでいきます。敵か味方かもわからないけれど、何か大きな秘密を持っていそう…そんな難しい役どころを、のびのびと楽しそうに、そして堂々と演じられていたのが印象的でした。

ラストでは「そうだったのか!!」という驚きとともに、それまでの振る舞いが点が線で繋がる感じ…まさに爽快。謎の男が物語の大切なキーマンになっているので、このお役がきちんと成立していなければ残念な印象になってしまうんですよね。

せおっちは、見事にこの大きなお役をやってのけた!!

柚希礼音さん時代の星組を特に観ていた私にとっては、「いつの間にこんなに大人の男役さんに…( ;∀;)」という感動があったな~。スリムで小柄な印象があったせおっちですが、どっしりとした男らしい体格につくりあげられていましたし、衣装や髭、ヘアスタイルの細部にいたるまでこだわりを感じました。

これから、礼真琴さん×舞空瞳さん、そして愛月ひかるさん(#^^#)と、せおっちの絡みがとっても楽しみ♪これからの舞台へと、期待に胸が膨らんだ「謎の男」でした。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

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