最高過ぎた95期トークのことを書こうと思っていた矢先、とても残念なニュースが飛び込んできました…
花組 東京宝塚劇場公演『アルカンシェル』は、主要な出演者の体調不良(急な高熱)が判明し、代役等の対応ができず公演実施が困難なため、急遽4月21日(日)の公演を中止させていただきます。
宝塚歌劇公式ホームページより
何ということでしょう…
1日たりとも止めたくなかったであろう、柚香光さん、星風まどかさん、そして退団者の皆さんにとってラストの公演。主要キャストとのことですので、退団に向けてお忙しかったトップコンビなのかも…と想像しました。
主要キャストとだけ書かれているので、もちろんトップコンビのどちらかではない可能性もありますが、このところの花組トップコンビ、とくにれいちゃんの忙しさったらなかった。星組ファンの私でも把握できるほどの過密スケジュールでした…。
今日は、日曜日。
遠征で東京宝塚劇場に向かう方、また前入りして心待ちにしていた方も多かったことでしょう。
私も前回の星組公演で遠征した際は、「どうか、公演が止まりませんように…」と密かに心のなかで物凄く願っていました。
舞台に立つ皆さんの健康は絶対に優先されるべきですが、それでもやはり、飛行機に乗り、もしくは新幹線に乗り、宿泊をし、その日に向けてさまざまな準備をして…東京宝塚劇場の座席に座るまでに、さまざまな工程がある遠征…やはり、当日の中止は辛いです。
今朝、中止が発表された時、他人事とは思えない気持ちになりました…。
あの、日比谷の東京宝塚劇場界隈が、きっと悲しい雰囲気に包まれたことと思います…。
ですが、やはり無理はいけません。
高熱を押してまで無理に舞台に立つのは、絶対によくない。
だから、休養できる環境ができたことはよかったと思います。
それをわかっているからこそ、ファンの皆さんはぐっと堪えて、それぞれの気持ちに折り合いをつけて過ごされていることと思います…。
以前、愛月ひかるさんが話してくれていましたね。
ロミオとジュリエットの代役稽古を、小桜ほのかさんとされていたこと。
その頃私は、代役稽古が行われていることを知らなくて、やっぱり主要キャストも念には念を入れて代役を立てるんだなぁ、と思ったものです。
万一、あの時、礼真琴さんか舞空瞳さんが舞台に立てない状況になっていたら、愛月ひかるさん、そして小桜ほのかさんが代役としてロミオかジュリエットを演じていた。
そう思うと、急に現実味が増して改めて公演を滞りなく務めることは奇跡なのだと感じます。
今回は、主要キャストの代役稽古が間に合わないほどのスケジュールだったのでしょう。
もしくは、考えにくいですが退団公演ということもあるため、代役というもの自体を設けていなかったのでしょうか。
もちろん、れいちゃん、まどかちゃんの退団公演だからこそ、観たいという方も多いことでしょう。
だから、代役でもいいから観たいのかどうかは人それぞれだと思います。
でも、商業演劇である以上は、度重なる公演ストップが大きな打撃になることは間違いありません。
どうしたら、公演を止めずに走り続けられるのか。
そして、当日中止を0に近づけていけるのか…。
多くの課題が、宝塚歌劇団には山積していることを感じます。
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