もう、胸がいっぱいです(/_;)
星組『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』、『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』の大千秋楽が無事、幕を下ろしました。
私は、ライブ配信でその全てを視聴することができました。
今、本当に満ち足りた幸せな気持ちでいっぱいです。
宝塚大劇場公演の千秋楽ライブ配信を観た時、舞台から感じた、あの悲壮感や緊迫感はもうありませんでした。
本当に、こんな素敵な舞台を観せてくれて有難う、と言いたいです。
東京遠征記でたっぷりとこの作品のことは語ってきたので、今日は大千秋楽の印象に残ったところをお話しさせてください(*^^*)
「RRR」肩のチカラが抜け、ハイクオリティのその先へ
こっちゃん、お芝居ではもう本当にビームが自分のものになっていて、こっちゃんなのかビームなのか分からない程に自然なお芝居に心が何度も動かされました。
礼真琴さんの優しさがそのままビームの優しさに重なって、胸がいっぱいになった(/_;)
私が大好きな、修理屋の場面。
エプロンして一生懸命修理して、ちょっと猫背気味に腕組みして修理をして喜んでくれるお客さん(御剣海さん)を笑顔で見送るこっちゃん、相変わらず可愛くてキュンとしました。
今日は、修理してもらった自転車に乗って帰る御剣さんのアドリブで「今までありがとーーーー!!」と親方(今日卒業する大輝真琴さん)へ(;_;)
すかさず、まいけるも「いいお客を持ったもんだなぁ」からの、こっちゃんも嬉しそうに「あはは」と( ;∀;)
なんていい場面なの!(いつも修理屋の後ろで笑顔で温かい雰囲気を醸し出している、世晴あささんもすごく表情がよかった~!)
その後のアドリブもよかったよね( ;∀;)なこちゃんは、今まで以上にジェニーとして生きていたし、とっても楽しそうで、これまたリミッター外れた「舞空瞳が顔をちょこっと出した」表情がよすぎた!
ビームと一緒にちょっとアドリブ参加してて、心を開放してジェニーを演じているなこちゃんにも感動(/_;)
こっちゃんビームが「兄貴に挑発されて、皆にも挑発されて、それになぜだかもう二度とやらないような気がして、歯止めがきかなくなったーーー!!」みたいなバージョンになってたのも、大千秋楽ならでは!( *´艸`)
私は、心のなかで「いや、いつか来るこっちゃんの大切な大切な日に、きっとまたビームのナートゥに会えると信じてるよ(/_;)♡」と思ったよね。
ほかにも印象に残った、私の暑苦しい感想はこちら( *´艸`)
- こっちゃんビームが、稀惺 かずとさん演じるラッチュを隠すために布をかぶせてあげる、その布のかぶせ方がすごく優しい(*^^*)
- こっちゃんビーム、「なまり」のような話し方、控えめな話し方とても素朴で役作りの深さを感じ&とにかく可愛い
- 渋さとカッコ良さがさらに上がったありちゃんラーマが、こっちゃんビームとパーティに行く前に「とびっきりのおめかしだ!」ってところが一段と心こもっていて可愛かった!
- パーティで高らかに美声を披露する小桜ほのかさん(キャサリン)に、耳痛そうなちゃりお( *´艸`)、やれやれの表情最高
- ファイヤーゆらんらんが、こっちゃんビームに満面の笑みで迫るところ!
- こっちゃんビーム、シータから受け取った手紙が本当は読めていないんだなと思わせる、指の動きが止まってる細かいお芝居に(;_;)(からの俺は森で育ち無知だった…に続く、からのラストでラーマに「読み書きを教えてくれ」に(/_;))
- こっちゃんビーム&なこちゃんジェニーの場面がさらに深まっていて、ラブ度がぐっと上がってた!!( ;∀;)特にビーム→ジェニーの憧れとも愛おしさともとれるようないい表情が最高( ;∀;)
- ラストのエッタラジェンダで、優しく極美ジェイクを押しのけ、なこちゃんジェニーをさらっていくときの、こっちゃんビームの笑顔にキュンキュンした( ;∀;)
礼真琴さん舞空瞳さん、暁千星さんはもちろん、星組全員が自分のお役を深めに深めていて、自然だったからこそ、肩のチカラが抜けてパフォーマンスが安定しつつ個々の個性も溢れていて( ;∀;)
「ハイクオリティ」のその先を見せてくれた、大千秋楽にふさわしい素晴らしい星組「RRR」でした。
この作品は、間違いなくこれからの宝塚史にも残る名作になったと思います。1度でも生観劇できたことを、心から幸せに思う!!( ;∀;)
体感10分!!もの凄くよかった『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
もう、なんか何がどうよかった、とか言葉にできないくらい物凄くよかったです!!
シルクハットの深めで、目を見せないギリギリの被り方(いつか愛月ひかるさんが、そういう被り方が最もカッコいいと話してくれていたことを思い出した)余裕のある、帝王感のある動きやダンスがもうたまりませんでした!!
舞空瞳さんは、もう本当に思いっきり自分を開放して踊り歌っていて、お芝居心を感じる表情も素敵!
特にサーカスのシーンでの、こっちゃんの蛇と少女のなこちゃんのダンスが無垢で妖艶で色気があって、こんなダンスができるのはお2人だけ!(/_;)って思った。
天華えまさんを中心とした退団者の場面も、満ち足りた表情に心が温かくなりました。ぴーちゃんがラストでロケットの下級生たちに小さくうなずいてはけていくのが、グッときた(;_;)
リストマニアの星組の爆発力、礼真琴さん渾身の孤独のダンス、そして私が観たかったことなこがギュッと凝縮したような最高過ぎるデュエットダンス!!!
なこちゃんが手をちょんっと焦らすところ、今日のこっちゃんは「やれやれ」な余裕の表情でめちゃくちゃカッコよかったことをご報告します(≧▽≦)終始、大人の余裕の色気&優しい表情で、なこちゃんを包み込んでいました。
そして、なこちゃんはあえて少女のように無邪気に、でも大人の魅力も備えて軽やかに舞っていて…。
こっちゃんとなこちゃんだからこそ生まれる、増幅された「ときめき」をいっぱいに振り撒いていて胸がいっぱいになりました(/_;)
あまりによくて、体感10分くらいの『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』。本当に今の星組だからこそできた、素敵な作品へと昇華したと思います。
礼真琴、退団者4名の心に残る言葉たち
本日、卒業する退団者4名の挨拶も、それぞれが自分の言葉で語られていてとても素敵でした。ニュアンスですが、それぞれの言葉をご紹介させてください。
侑蘭粋さん(ゆらんらん)
お花は、宝塚大劇場の卒業の時と同じに見えました。でも、不思議と悲しいお花に見えなかった。晴れやかな表情からはやりきった充実感が溢れていました。
私はこの世界に入ることができ、宝塚の本当の美しさがようやくわかったように思う。一人ひとりが自分に向き合い、一つの舞台を創り上げる、汗や涙にまみれたその姿こそ凛として美しく、かっこいいものはない。そんな私たちの姿を客席からお客様が見守り応援してくださった。そのどちらが欠けても、この世界は成立しない。胸を張って、宝塚にはいって良かった!そう言いたい。爽やかな新しい風が吹き、その美しさに磨きがかかり、私の愛するこの空間がずっとずっと続くことを祈っている。
彩園ひなさん(かとぴ)
人生で1度しか味わうことができないこの日、こうして皆さまの前で、想いを伝えることができて有難く思う。今までたくさんの作品、人に出会い、たくさんのことを学ばせてもらった。この空間が大好きだった。今日は人生の節目であり、次の新しい人生のはじまり。たくさんの愛と想いを決して無駄にはせず、これからも愛をくれる大切な人を笑顔にできる人間でありたい。
天華えまさん(ぴーちゃん)
「天高く、華やかに、『えりか』が舞う」そんな想いを込めて、母がつけてくれたこの芸名は、私の一生の宝物。背中を押し支え続けてくれる家族に心から感謝している。そんな家族が出合わせてくれた宝塚。宝塚に入って舞台に立つことができたから、たくさんの方々のお力が重なりあってこの舞台ができていることを知ることができた。星組に配属することができたから、笑顔とパワーで溢れた心から愛しく大切に思う仲間と出会えた。天華えまになれたから、たっぷりの愛で包み込んでくださるファンの方々が見つけてくださった。宝塚に心から感謝している。こんなに愛に溢れたところは他にはない。これからも永遠に輝き続けることを心から願っている。
大輝真琴さん(まいける)
お花渡し、同期の音波みのりさんがかけつけられました。ずっと星組で活躍してきたはるこさんがお花渡し。感慨深いものがありました。
国境を越え性別を越えて、数々の人生を歩んできた。全てが愛おしい私の一部。がむしゃらにかけぬけた19年間。男役として20年を迎えた。心から感謝の気持ちでいっぱい。あたたかな絆の尊さを感じている。この舞台と客席に満ちるエネルギーが、これからも希望に満ちたものでありますように。
なぜだか、不安が吹き飛んだ!礼真琴さん舞空瞳さん
礼真琴さんは、この退団者4名へ本当に温かい言葉を1人ずつ贈ってくれました。
こっちゃんがこんなにも具体的にエピソードを語れるのは、普段から下級生に至るまでしっかりと目配り心配りされている証拠だと思います。
礼真琴さんのことを好きなのは、圧倒的な実力、カッコよさ、可愛さや美しさだけじゃないんだ。こういう心根に、温かいお人柄に、たまらなく惹かれるのです。
そのことをまいけるも本当にこの場で言ってくれていたし、私もずっと感じていたことでした。
今日のこっちゃんの挨拶を聞いて、そしてなこちゃんの表情を観て、何だか不安が吹き飛んだのはなぜだろう。
ことなこはこれからも一緒だ!!
なぜだか、そんな確信が持てました。
私たちはまた、次の作品へと進んでまいりますので、今後の星組もよろしくお願いいたします!
素敵な星組大千秋楽を観られたこと、そしてライブ配信で同じ時間を過ごせたことを幸せに思います。礼真琴さん舞空瞳さん、そして星組の皆さん、退団者の皆さん本当に素敵な公演を有難うございました!!
本当に、本当に私にとっても、宝物の作品となりました。
全力で駆け抜けた6週間。次の舞台も控えています。
どうか、しばし皆さんが心身を休めて英気を養えますように…!!
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