本日、阪急阪神ホールディングス株式会社、阪急電鉄株式会社及び宝塚歌劇団とご遺族との合意書締結が行われました。
私は、宝塚歌劇団側の会見を観ました。
ご遺族側の会見は観れていませんが、各社のネット記事に目を通しました。
合意書締結に至った今も、解決したとは到底言えない混沌とした状況。
そして、今も会見で知り得た事実から、さまざまな人の想いが渦巻いていると思います。
何を言っても、誰かが傷付くだろうし、何を言っても、賛否両論が巻き起こることでしょう。
宝塚歌劇団側の会見を観た後の今も、ただただ、ご遺族側のお気持ちを思うと本当に言葉になりません。
宝塚歌劇団側の会見を観た、(冒頭は観れていませんが、中盤から最後までは観ることができました)率直な感想ですが、これまで何度か会見の様子を観てきたなかでは、最も謝罪の気持ちが表に出ていた会見だったとは感じました。
今回、初めて会見に出席した親会社の阪急阪神HDの嶋田社長の言葉は、率直に発言が聞き取りやすく、人としての感情、遺憾の心情は伝わってきました。また、宝塚歌劇団の村上理事長は、以前の会見での自らの言葉を「恥ずかしい」と猛省している様子がうかがえました。
一貫していたのは、現場任せ、無理解だった、劇団員の意見を吸い上げる仕組みがなかった、前例を踏襲して改革してこなかったことへの反省、謝罪。そして、全ての源にはやはり過密スケジュールが大きく影響していたことを猛省されている様子でした。
そして、パワハラ行ったとされる劇団員に対しては、「たとえ悪意はなかったとしても、それがパワハラであるということを自覚してもらえるように」研修などを行っている、そしてすべてはそれらを教育してこなかった阪急、歌劇団の責任であるといった主旨の話をされていました。
宙組は、現体制のまま年内には何らかの動きがあるのだそう。明言は避けつつも、宙組が再開することを思わせる発言もありました。
何というか、もう本当に言葉がない。
宝塚歌劇団が、パワハラを行ったとされる劇団員を守っていることは伝わってきた。
ご遺族側に対して猛省と深く謝罪する気持ちも伝わってはきた。
そして、宝塚歌劇を愛する人たちに、もう一度信頼される劇団になっていくという強い決意も感じた。
それでも、何だろう…このモヤモヤする気持ちは。この違和感。
何も解決はしていない、といった印象を受ける。
この一連の事柄が起こってから、一貫してこのブログでは「宝塚歌劇団が真の再生をしてほしい」と語ってきました。
今日がその第一歩だと思っていいのでしょうか。
ご遺族にとっては、このような節目を迎えられても、なおお心が晴れることはないでしょう。
時を戻すことができたら、と何度思われたでしょう。
それほどに、出口の見えないあまりの出来事でした。
せめて、ご遺族側のお心が少しでも和らぐようこれからも宝塚歌劇団が真摯に誠実に向き合い、行動していくことが大切だと思います。
宝塚歌劇団がこれから真に再生する道のりは、長いことを痛感させられました。
私も、もはや全組を同じ気持ちで観ることはできなくなりました。
それでも、大好きな礼真琴さん舞空瞳さんへの想いは変わらずにあります。
真摯に自身の職業に、夢に邁進し、たくさんの夢と勇気をくれる人たちに想いをはせながら、宝塚歌劇団が真の再生をしてくれることを心から願います。
「読んだよ!」のクリック↓↓していただけたら嬉しいです!
コメント