ようやく、歌劇2024年1月号の星組座談会を読みました。
座談会に参加したのは、白妙副組長、礼真琴さん、舞空瞳さん、暁千星さん、天華えまさん、極美慎さん、天飛華音さん、小桜ほのかさん、詩ちづるさん、そして指田珠子先生(順不同)
『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』のことは先日触れたので、今日は、ヴィオレトピアの座談会を読んで思ったことを書きたいと思います。
指田珠子先生、ついに「歌劇」登場…!
座談会の写真で、指田先生を初めて拝見することができました…!
龍の宮物語がとても印象的で好きだったので、指田先生はどのような方なのかなぁと思っていたのですが、今回の座談会の写真で初めてお姿を拝見しました。
星組生の皆さんよりも明るい髪色やカジュアルな装いが意外…!お話を読んでいても、作品のひとつひとつのシーンに対するイメージが明確であるのに、それぞれに任せる自由さもあって個性溢れる先生だなぁと感じました。
礼真琴さんの「本質」に迫るレビュー
この座談会を読んでいて思ったのは、礼真琴さん自身が「ヴィオレトピア」のことがとても好きなのだろうなぁということ。こっちゃんが自身を重ねて創っているシーンもたくさんあるようで、作品ととても親和性が高いような印象を受けました。
こっちゃんは、ぱーーーーーーっと明るく弾けるような作品がとても似合う印象ですが、実はこっちゃんの本質は(トップスターになってから特に)より物事を深く深く考える人なのだと思うし、悩んだり壁にぶつかったりすることが多いのかもしれないな、と感じます。
以前、婦人画報という雑誌に礼真琴さんのインタビューが掲載されていたのですが、このインタビューが普段の宝塚書籍とは全く違うアプローチでとても興味深かった。
こっちゃんの内面に少し触れられたような気がして、こっちゃんファンとしてはとても有難い内容でした。写真も、カジュアルでナチュラルなのにとてもカッコ良くてこの写真のこっちゃん特に好き…!
さまざまな苦悩や葛藤を抱えながら毎回舞台を創り上げていて、光と闇の先に生み出される輝く舞台、皆でつくるこの舞台がやっぱり好きなんだ…と腑に落ちる、今のこっちゃんの心情に「ぴたっ」と合う作品なのかもしれません。
そして、最近のこっちゃんは「ジェンダーレス」なアプローチも多くなったように感じるので、作品のなかでそれが生かされるのかなと思います。
座談会でもこっちゃんのこの作品に重ねる想いを感じたし、だからこそ大切に観たいなぁとより思いました。
デュエットダンスに込めた指田先生の想い
新しいアプローチ過ぎて、作品を観た感想は賛否両論。きっとそれも分かったうえで、こっちゃんはとても「ヴィオレトピア」に手ごたえを感じていて、とても好きな作品になっているんだろうなぁと感じます。
何度でも観たくなる「シンドローム」。不思議な世界『ヴィオレトピア』
私も、人が居なくなった劇場の神聖な雰囲気、その空間に対する畏れや包まれるようなぬくもり、人が入った時のパワースポットのような活気、爆発力…さまざまな「劇場」の姿を観てきたからこそ、指田先生が仰っている劇場の姿をリアルに想像しています。
独特のお衣装や舞台構成に少し戸惑うかもしれませんが、きっと何度でも観たくなる「シンドローム」が不思議な世界『ヴィオレトピア』の魅力なのでしょう。
こっちゃんが、そういう世界観にとても惹かれているのを感じるし、自分の人生と重ねて演じられている部分も大いにあると思うので、「礼真琴の内面」を、こっちゃんの心の奥深くを、「ヴィオレトピア」から感じ取りたいなと思います。
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