2024年のはじまり。宝塚と地震と元旦

2024年がはじまりました。

TAKARA座に訪れてくださっている皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年のはじまりは、おせち料理を食べたり、宝塚歌劇の年末特番を観たりして穏やかに過ごしていました。まさに、2023年末特別番組「ALL STARS★DREAM COLLABORATION~110周年へカウントダウン!~」の録画を観ている途中に、能登で大きな地震があったとの知らせ…。

それから急いで民放やNHKにチャンネルを合わせると、全局が地震にニュースになっていました…。

今回の地震で被害に遭われた方々、心からお見舞い申し上げます。

福岡は全く揺れを感じず(後で小さく揺れたことを知りましたが…)体感するほどの揺れはなかったため、地震の知らせは青天の霹靂のような状態。目の前に映る緊迫した映像が、信じられないほどでした。

すぐに思い浮かんだのは、富山県氷見市出身の月組トップ娘役海乃美月さんのこと…。宝塚OGの夢咲ねねさんや愛加あゆさんも富山県出身ですよね。皆さん、地元の様子が本当にご心配だと思います…。

ニュースで石川県、隣接する富山県で大きな被害が出ていることを知り、地元の方々や帰省、旅行で訪れている方々のこと、そしてうみちゃんやねねさん、あゆさんの気持ちはいかばかりか…と色んな思いが駆け巡る元旦でした。

一夜明けても緊迫した状況がまだ続いていること、被害状況が明らかになるほどに言葉にならない思いです。このブログを読んでくださっている方々のなかにも、石川県や富山県、また地震に遭われた地域に住む方が多くいらっしゃいます。どうか安全に、過ごされていることを願います。

宝塚歌劇も110周年の年となりました。

今日、タカラジェンヌさんたちの新春メッセージを観ることができました。

皆さん、やはり笑顔はありながらも神妙な面持ち。

礼真琴さんはベージュ系にグリーンをあしらったお着物、袴姿、舞空瞳さんはやわらかなピンクの振袖でした。お2人とも、今お稽古中の作品を意識した色やテイストで選ばれているのを感じて、穏やかな表情からよい状態で初日への準備が進んでいるのかな、と感じました。専科の瀬央ゆりあさん、水美舞斗さんも外部出演を控え充実した様子がうかがえました。

全体的に男役さんは特にお衣装も控えめにされている印象、娘役さんはやはりタカラジェンヌらしい華やかさは忘れずに、ヘアアレンジもそれぞれの個性を生かして美しく。凪七瑠海さんは今年も個性的で華やかなヘアアレンジ、装いでしたが色は黒を、芹香斗亜さんはシンプルな黒のスーツを着てご挨拶をされていました。

ご挨拶の内容は、皆さん2024年の作品や抱負を語っておられましたが、宙組生の方々は今後の予定には触れず、自身の想いや抱負といったところをシンプルに短くお話されていました。

2024年の幕開け、これから宝塚歌劇はどこに向かっていくのでしょう。

どこに向かっていったとしても、タカラジェンヌの皆さんはやはり「舞台に立ち、観客に良い時間を届けること」を目標にされていることを年末特番や新春挨拶からひしひしと感じます。

これまでは「夢や愛をお届けする」とよく口にされる方が多かった印象ですが、今は「観に来てよかった…と心から思っていただける舞台を」とお話しされる方が多かったように思います。

今、宝塚が置かれている状況や空気感を直に感じられているからこそ、言葉を選び、お衣装を選び、できうる限りの配慮をしてカメラの前に立たれているのでしょう。舞台人として必要な配慮以上の、さまざまなハードルを越えた配慮、言動をしなければならない今の状況はお稽古以上に大変かもしれません。

それでも2024年も、宝塚歌劇をつないでいこうと全力で頑張るタカラジェンヌの皆さんの姿は、どこか悟ったような頼もしさすら感じました。皆さんが、心身ともに健やかに舞台に立つことができるよう願います。

お正月からこのブログを訪れてくださっているあなたにとっても、良い1年となりますように。

そして、地震の被害がどうかこれ以上広がりませんように…。

今年も、心が動いた宝塚や舞台のことをきままに書いていきたいと思います。

よろしければ、TAKARA座にお付き合いいただけたら嬉しいです。

どうぞ、よろしくおねがいします。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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