花組は、現在2つのチームに分かれて公演されています。
先行して幕を開けたのは、永久輝せあさん率いる全国ツアーチーム。
ミュージカル・プレイ『激情』-ホセとカルメン-
脚本/柴田 侑宏
演出・振付/謝 珠栄
ネオ・ロマンチック・レビュー『GRAND MIRAGE!』
作・演出/岡田 敬二
全国ツアー:2023年11月17日(金)〜12月12日(火)
初日映像を観た感想として、こんなことを書いていました。

真偽のほどはわかりませんが、またしても花組さんや宝塚に関するネガティブな報道があったよう。初日映像から受けた、心から笑顔になれない悲痛な雰囲気も思い出されて、何とも言えない気持ちになります…。
ですがまさに逆風とも言える状況のなかでも、少し現地の様子がわかる記事を見つけました。

金沢歌劇座と言えば、昨年、公演関係者に体調不良が出たことから、残念ながら星組が全国ツアーで行くことができなかった劇場。今年はついに、花組さんが舞台に立つことができたのですね。

チケットは昼夜完売、記事にも「満員の観客」という表現がされていました。
SNSやブログのコメントなどで伝えてくださる皆様の観劇レポも、日に日に熱を帯びてきていて…!
各地の方々が(初めて宝塚を観た、宝塚ファンではない方も観劇されているよう!)宝塚歌劇に対して好意的な反応をされていることを知るたびに、ほっとしたり心が温かくなったりしています。
全国ツアーで、大変ななか矢面に立って花組さんは本当に大変だと思います。でも、「全国の方々に会いに行く」スタイルで行脚していることって、もしかすると凄くよい循環を生んでいるのかもしれない、と感じる。
報道から受ける宝塚の負イメージと「実際に自分の肌で受けた感覚」、それってやっぱり全く違うし、私は博多座公演でそれを本当に実感しました。
宝塚ファンっていう贔屓目だけじゃなくてね、本当に一生懸命でキラキラしていて舞台に懸けている彼女たちの姿が清々しくて…。劇場を埋め尽くす観客の皆さんも(宝塚ファン以外の方も)やっぱり笑顔で、自然と彼女たちを応援したくなるそんな空間でした。
だからと言って、今回の一連の事柄はなかったことには決してできない、取り返しのつかない重大な出来事。タカラジェンヌが舞台に立つことで「全てを払拭して忘れてしまう」という意味では決してないのだけれど…。
上手く言えませんが、きちんと自分の目で感覚で「今」を感じるのに、やっぱり生の観劇の威力って凄いなということを実感したんですよね。
宝塚歌劇団がそれを狙って全国ツアーを無理やりさせている…そう捉える見方もあるかもしれないけれど、皆さまのレポからは本当にひとこちゃん始め花組生の皆さんが楽しそうに幸せそうに舞台に立っていることを感じます。
「遠くまで来てくれて、有難う」
地方に住んでいると、宝塚歌劇を観る機会は多くはない。だから、「来てくれて有難う」って毎回思う。このような状況の中での全国ツアーだけれど、きっとそう感じている方は少なくないはず。
そしてやっぱり舞台人として、タカラジェンヌとして「満員の観客が待つ舞台に立つこと」は何物にも代えがたい幸せなのだろうと、花組全国ツアー初日映像からも感じました。
まさに逆風と追い風が同時に吹いているような状態。
その嵐の中で、明日からも花組全国ツアーチームは進んでいきます。
そしてもうひとつが、柚香光さんのスペシャルコンサート。タカラヅカニュースで、初日映像を観ることができました。
柚香光 スペシャルコンサート『BE SHINING!!』-華麗なる時-
作・演出/藤井 大介
昭和女子大学人見記念講堂 (東京都):2023年11月28日(火)〜12月3日(日)
神戸国際会館こくさいホール (兵庫県):2023年12月10日(日)〜12月13日(水)
まだ初日映像を観ていない方もいらっしゃると思うので、セットリストは書きませんがダイジェストで映っただけでも超豪華!星組ファンの私でも知っている、花組を代表するテンション上がるあの曲もあの曲もあのシーンも!そして「れいまど」コンビで観たかったあのデュエットもあって驚いた…!
藤井大介先生と言えば、大好きな礼真琴さんの大好きすぎるコンサート『VERDAD(ヴェルダッド)!!』—真実の音—も演出されています。なので、やっぱりどこか似ているなと思う部分もありましたが、ファンの方には本当にたまらない内容になっているなと思いました…!
れいちゃんの笑顔もとっても柔らかくてよかったし、何よりめちゃくちゃカッコよかった!ほんと、ファッショナブルだしスタイリッシュ。ヘアスタイルも着こなしも抜群にクール…!
星風まどかさんも、コンサートでも頼もしさ抜群でどんどん綺麗になる、聖乃あすかさんは群を抜く透明感と品のある美しさが光っていました、他のキャストの皆さんもちらりとしか映っていませんでしたがとても楽しそうで…。
お芝居ではなく「芸名の自分」で勝負するコンサートの舞台に立つこと、この逆風吹き荒れる中では相当の強メンタルが必要だと思います。でも、だからこそ「心が伝わる」のかもしれない…とも思いました。
終演後の挨拶でれいちゃんが、もうこれ以上下がらないってほどにお辞儀をしていたんです。こうしてお客様が劇場に足を運んでくれることがどれほど有難いか、それを言葉だけではなく話し方や体いっぱいで表現していて、それが健気でぐっときてしまった…。
このコンサートの皆さまのレポも凄く熱くて、全国ツアーレポ同様に観ていない私まで感動してしまった。
明日からは、いよいよ宝塚大劇場にて、彩風咲奈さん率いる雪組公演が幕を開けます。複雑な思いを抱えて、今最後の調整をされているのかもしれません。
頑張っているタカラジェンヌたちを応援の気持ちで見守ることと、ご遺族のお気持ちを思うと居た堪れなく辛くなることとは、両立できない感情なのだろうか…。
それは、私を含め多くの宝塚ファンの方々も抱えている感情かもしれません。
読んだよのクリック↓↓してくださったら嬉しいです!
コメント