宝塚GRAPH12月号を読みました。
宝塚GRAPHは昔から、「絶対、750円じゃ作れないよね?」っていう内容の充実度と写真の美しさ、企画の豊富さが魅力の宝塚専門誌。私もここ数年は、定期便を利用するほど愛読しています。
でも、その宝塚GRAPHの誌面が泣いています。
ページいっぱいに引き延ばしたスターさんたちの写真がほとんどで、読み物ページはごくわずか…。登場する方たちも限られていて、本当に苦心されているのを感じます…。
表紙巻頭の月城かなとさんは超絶美しくて、大好きな舞空瞳さんのページが嬉しくて、買ってよかったなぁとは思ったけれどやっぱり寂しい誌面です…。
あんまり内容が薄くなってしまったので、昨年の12月の宝塚GRAPHを開いてみると…目次がぎっしり!トップコンビだけでなく、上級生から期待の下級生までお名前が並んでいます。
朝月希和さんのサヨナラ特集が組まれ、星風まどかさんのインタビュー礼真琴さんの全国ツアーミニインタビュー、彩風咲奈さん×雪組男役スターさんたち勢揃いのクイズコーナー、舞空瞳さんを中心に星組娘役さんたちがお稽古着を披露する華やかなコーナー、月組生が飼っているペットたちを大公開コーナー…
今読んでもワクワクする誌面。これが、宝塚GRAPHよね。
さらに遡り、2021年12月号の宝塚GRAPHは、2022年よりも内容充実…!
愛月ひかるさんのサヨナラ特集、鳳月杏さんの質問コーナー、水美舞斗さんのインタビュー、本公演や新人公演、小劇場公演の模様もぎっしり紹介、ことなこのモアダンのコスチューム紹介(素敵すぎる…(/_;))に柚香光さんの花組アンケート(コスプレが似合い過ぎるれいちゃん)など…。
あぁ、年末やなぁ豪華やなぁという内容で今観てもやっぱ楽しい。
宝塚歌劇団の2025年大阪・関西万博の「アンバサダー」である、若手スターの花組・聖乃あすかさん、月組・風間柚乃さん、雪組・縣千さん、星組・極美慎さん、宙組・風色日向さんたちも、当面の万博関連の活動は停止になることが発表されましたね。
カザマさんなんて、あんなにミャクミャクと打ち解けて、仲良しだったのにね。
ミャクミャクはどーーーーーーーしても受け入れられないキャラクターだったけど、カザマさんがミャクミャクにとっても優しくて、イベントも前向きに明るく登壇していて、その様子に和んだなぁ。カザマさんと仲良しなミャクミャクも元気いっぱいで可愛らしい性格のキャラクターだったから好印象だったのに…。
こうして、少しずつ大阪万博が盛り上がっていくのかなぁ~なんて漠然と思っていたところに、アンバサダー活動停止のお知らせ。大阪万博アンバサダーは、若手スターとして組を背負って活躍する注目メンバーだっただけに、この位置づけも宙ぶらりんになってしまいそうですね。
ただ、現状の宝塚歌劇団の世間からの目はとても厳しいもので、とてもじゃないけれど「広告塔」のように起用することはリスクが高いということでしょう。こうして、どんどん宝塚歌劇団のイメージが降下していく…。
認めるべきことは認め、ご遺族の思いを汲み取り真摯に謝罪してから再出発する方向で動けていたなら、少しは状況は変わっていたのかもしれない。24日に両者で面談が行われたとのこと。少しでもご遺族の思いが伝わっていたら…と思います。
宝塚GRAPHの1月号の目次、絶句しました。
こんなに何も決まっていないの…?
宝塚GRAPHがどれだけ、直前の取材によって作られているかがわかります。
もう、どう絞り出したって新しい話題のストックなど出てこないのでしょう。
宝塚GRAPHの取材を楽しく受ける、、宝塚GRAPH用のコメントを寄稿する、そんな余裕は今のタカラジェンヌにはないのでしょう。それどころではない精神状態なのだろうと思います。
これが、今の宝塚歌劇団の現実。
先が見通せない、宝塚歌劇団の「今」がそのまま映し出されているようです…。
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