宝塚歌劇団の会見後から、宝塚に対しての世の中の空気感ががらりと変わったのを感じます。
後を絶たない、宝塚歌劇への批判と目を耳を疑うような実情の発信が相次いでいる…。
宝塚歌劇が変わってほしい、あるいは変わるべきだ!!という世の中の流れが、大きな波のように押し寄せて宝塚歌劇はまさにその真っ只中にいます。
そのような時に、花組さんは今日から全国ツアーがスタートし、雪組さんは宝塚大劇場公演が12月1日からスタートすると発表されました。
舞台に立つために「この場所にいる」タカラジェンヌ。
ですが、この状況のなかで舞台に立つことへの葛藤を抱えている方は多いと思う。恐れもあるでしょう。連日、これだけのニュースになりテレビを付ければ宝塚歌劇団のことが報道され、スマホを開けばネットニュースで宝塚に批判的な記事を目にするのです。そのストレスやプレッシャーは想像を絶するものだと思います。
それでも、矢面に立って舞台に立つタカラジェンヌ。言葉に出来ない程の辛い気持ちを笑顔の奥に押し込めた公演になるかもしれません…。
そして、宝塚ファンにとっても葛藤に苦しむ毎日ですね…。
今日は、スターさんたちのカレンダーやポストカードの発売日でした。あの笑顔の裏側に、どれだけの苦しみがあるだろうと思う。なこちゃんのCASTのブロマイドもたくさん登場していました。
宝塚歌劇団のあのやるせない気持ちになる会見を観て、報告書を読んで、ご遺族側の会見を観て、ニュースで宝塚歌劇団が取り上げられるのを観て、ネットを開けば宝塚歌劇団にまつわるネガティブな情報が溢れかえっているのを見て…。
今、本当に葛藤しています。宝塚ファンとしてどうあるべきなのか…。
礼真琴さん舞空瞳さんが好き、宝塚歌劇が再生してくれることを心から願っている。これからも、「厳しく見守る」。それは、変わらない。

でも、あの宝塚の会見後から多くの人たちが傷つき、疲弊し、その先にあの舞台が創られていることを知ってしまったから、今までと同じ気持ちであの煌めく舞台を観られるのか今は本気で自信がない…。
だから、宝塚歌劇が次々に再開することを、今は真から喜べていない自分がいることに気付きました。
「タカラヅカニュース」を始めとするスカイステージの番組、やっぱり録画してしまうんだけれど、全然観ることができなくて溜まる一方…。もうすぐHDDは満量になりそう。解約は今のところするつもりはないけれど、録画をすれど観ることはできないというループにはまって、どうしたもんか…。
今年ずっと一緒に過ごしたスターカレンダーを来年も買おうと思っていたのですが、思いとどまってしまった…。果たして、来年1年間あんなに大きく映し出された各組のスターさんたちの姿を、私は笑顔で眺められるだろうか…と。
それで、礼真琴さんのカレンダーだけを注文しました。
こっちゃんのことは変わらず好きなのに、カレンダーを買うことすら「宝塚歌劇団の今」を容認するような行動になるのかも…と葛藤するんです。
それはそれ、これはこれ!みたいに思えたら楽なのにね。
そういう、宝塚に対する小さな葛藤の連続を乗り越える毎日。
なんやろ、この状態。
このブログをずっと読んでくださっている方は分かってくださっていると思うのですが、宝塚歌劇団を「厳しく見守る」姿勢でいるTAKARA座としては、宝塚歌劇を見限ってしまうことはやっぱりできない。でも、だからといって今の宝塚歌劇を到底容認できないし、心から楽しめるはずがないことも事実です。
宝塚のネガティブな実情が溢れ出ている今、有耶無耶にして前に進もうとしているように感じる宝塚に本気で危機感をおぼえる。このままでいいのか、と毎日問いかける。宝塚が完全に道を誤っているとさえ思う。
こういう時、宝塚ファンとしてできることは何なのだろう。
どうしたら、「そうじゃないやろ!」という気持ちが劇団に伝わるんやろうと考えてしまう。
このまま続々と多くの公演が再開して、それがスカイステージやライブ配信に映し出されて、私はやっぱり「宝塚の舞台は素晴らしい」って思うんやろうか。それとも、驚くほど気持ちが冷めてしまうのだろうか…。そもそも、そういう映像すら観ることができるのか…。
ここにもまた、自分の中の小さな葛藤があります。
それでも宝塚ファンそれぞれが、自分が信じる道を行くしかないんですよね。
人の数だけ宝塚歌劇に対する考えがある。
さまざまな立場の人がいる。
「今の宝塚歌劇団を、到底肯定することはできない」
その思いは同じでも、その後にとる行動は人それぞれ。
もちろん「それぞれ」でも、「人の心身を傷つけない言動である」というのが前提ですが…。
宝塚を応援し続けるも、一旦は離れるも宝塚愛があるからこそだと思う。
それを互いに尊重して、宝塚歌劇団の「再生」を共に心から願えればいいと本当に思います。
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コメント
コメント一覧 (2件)
そうですね決めるのは、自分しかできないです、くららさんと、いう、ブロガーさんと、友達に、なりはれば?あの方、花に、いきはったそうです、かなり、前向きデス。私は、ちなつさんのトップまでは、みたいし、アルカンは、見たいです。
宝塚ファンそれぞれが、「人の心身を傷つけることなく」自分の信じる道を行く…
宝塚歌劇を愛する人たちのそれぞれの言動を、尊重できるそんな世界を願います。