礼真琴さんが長期充電期間に入られ、トップスターや次世代のスターさんのの退団が発表され、宝塚歌劇で重大な出来事が起こり、多くの公演が時を止める中、星組の博多座公演「ミー&マイガール」を観劇して…。
宝塚歌劇を取り巻く報道、情報の錯綜、発信…。混乱を余儀なくされる状態が続く中でも、ブレなく変わらないのは「礼真琴さんと舞空瞳さんが大好きだ…」ということ。
お2人が並ぶことは叶わない今ですが、ことなこがトップスターになってからの書籍やプログラムは日々の活力になっていて…。好きな時間に、好きなページだけをめくることができる。映像で作品を観ることはまだ、何となくできない自分がいるのですが…。(生観劇はできたのにね)
書籍は、その文面から心が伝わってくるから、じんわりと心が温められる感じなんですよね。
改めて取り寄せて、じっくり読んだり眺めたりしています。
そのなかで今初めて触れる、ことなこの「始まりの時」の対談があってとても新鮮だった…。
今読むからこその感慨や、お2人の関係性の成熟を感じて…。今だからこそ、読めてよかったなぁと思った「礼真琴特集」「礼真琴×舞空瞳対談」のことを、今日は書きたいと思います。
新たな「星」が輝く時…
2020年2月号「歌劇」は、礼真琴さんのトップ特集が組まれていました。表紙ももちろんこっちゃん!

フレッシュで明るく、爽やかな雰囲気!こっちゃんらしさ満載の冒頭のポートもですが、こっちゃんからのメッセージ、そして相手役である舞空瞳さん(なこちゃん)との対談もとても濃くて(/_;)
まだ読めていませんが星組トップコンビお披露目公演の座談会など…ホントなんでこんな宝物のような歌劇に今まで気づかなかったんだ…!と思うほど、隅から隅まで「ことなこファン」には嬉しい内容でした。
新たな星が輝く時がぎゅっと凝縮された誌面…!2人が並んで(新婚さんみたいに)ポーズを取る写真も本当にお似合いだし、可愛くてカッコよくて素敵。
おひとりずつでももちろん素敵なんだけれど、やっぱり、こっちゃんの隣にはなこちゃんが居てくれてよりこっちゃんがカッコよく、なこちゃんの隣にこっちゃんが居てくれることでなこちゃんがさらに美しくなることを再確認…(/_;)
トップ就任時からそうだったんだね…と嬉しくなった。
詳しく触れることはできませんが、私がことなこ対談を読んで特に心に残ったことは、こんなことでした。
- こっちゃんは、初舞台首席のなこちゃんのことを毎日笑顔で頑張ってると見守っていた
- なこちゃんは、ファン時代から星組をずっと観ていてこっちゃんのことを「キラキラされていて」と…
- こっちゃんはなこちゃんの花組時代から、群舞の中でも目を惹く存在だと思っていた
- なこちゃんは下級生時代、こっちゃんに楽屋で声を掛けてもらったことが嬉しすぎて「手帳に書き残した」
- こっちゃんがなこちゃんと初めて一緒に踊った時、「心地よかった」と…
- 舞踏会のエピソード
- ロックオペラモーツァルトのエピソード
- タカスぺのエピソード
そして、何よりもうなんか堪らなくグッときたのが、こっちゃんがこれから、なこちゃんとどんなコンビになっていきたいかを話してくれたところでした(/_;)
- 切磋琢磨しつつ互いを尊重し合い、ぶつかり合える関係性
- 学年が離れていても、舞台では対等な立場で「ありのまま」をさらけだせる関係性
- 何より、一緒に舞台に立つことを「楽しい」と心から思える関係性
そんな話をしてくれているこっちゃんに、なこちゃんが思わず涙を流して「礼さんは本当にお優しくて…」と…。なこちゃんは、「モーツァルト」の時、かなりいっぱいいっぱいになっていたみたい。
でも、それをこっちゃんが見抜いて的確な言葉をかけ、たくさん話し合う時間をつくったのだそう。そこでなこちゃんの殻が大きくぶち破られて、なこちゃんは大きく変化したと話してくれていました(/_;)
この時のことなこ、本当に初めて組んだの?ってくらい息ぴったりで、あの1幕ラストの迫真の歌とダンス、そしてお芝居は忘れられない…。ことなこが共に乗り越えた、初めての壁だったのかもしれないよね…。
そして対談の最後に、こっちゃんが語ってくれたことも心に残りました。
自分たちが楽しいだけではなく、星組を観ると元気になる、何回でも観に行きたいと思ってもらえるような組にしたい。なこちゃんも、この時からブレなくこっちゃんと同じ方向を向いていることが対談の言葉から伝わってくる…。
その想いが実を結び、礼真琴舞空瞳率いる星組が素晴らしい舞台を更新していること、それを数えきれない人たちが求めていることに本当に泣けてくる(/_;)
「礼真琴に贈る言葉」
今はもう宝塚歌劇団にはいらっしゃいませんが、上田久美子先生からのこっちゃんへの言葉…。
その短い文章に込められた「礼真琴への敬意」そして「礼真琴への愛」に感動した…。
「観る者の勇気を奮い立たせてくれる、本物」
まさに、私もそう思う。
こっちゃんの姿に、これまでどれだけの勇気をもらってきただろう。
そして、博多座ではなこちゃんにもそのスピリットを確かに感じて…。
なこちゃんからも勇気をもらった。
ことなこは、長い時間をかけて大切に関係性を育み、唯一無二の世界観や空気感を創ってきた。その信頼関係をもとに、より高みへと芸事を磨き人としても成長してきたふたり。
どんな時も矢面に立ち、決して手を離すことなくお互いがお互いを見つめてきたからこそ、互いの魅力を知り尽くし増幅させられる関係性に成り得たのだと改めて思います。
さまざまなトップコンビの形があるけれど、トップを組んで5年目。
礼真琴さんと舞空瞳さんは「全てを分け合えるコンビ」になったのだろうな…と感じています。
これからの、「ことなこ」は…
宝塚GRAPH2023年10月号、まだ手元に届いていません(/_;)が、こちらには直近のことなこコーナーが設けられているそう…!
早く観たくて、うずうずしています…!(届くの遅すぎっ!)
これを読めば、今の、そしてこれからの「ことなこ」をさらに感じられそう。
一ファンの勝手な妄想なんだけれど…。
なこちゃんが博多座公演を無事に終えたら…。
なこちゃんはきっと一回りも二回りも大きくなって、頼もしい姿でこっちゃんの前に立つんだろうなぁって。
でも、なこちゃんが本当の「ありのままの姿」を見せられるこっちゃんの前では、これまでの不安や重圧や深い悲しみや公演を無事終えたことの安堵…すべてをさらけ出して泣いてほしい…。きっと、泣く暇すら与えられなかったのかもしれないなって、ずっと気になっています…(/_;)
そして、こっちゃんにそれを受け止めてもらって、こっちゃんの重圧や苦しみ、悲しみもなこちゃんが受け止めて、そうしてともに少しでも分け合って欲しい…。
ずっと同じ方向を観て邁進してきた同志だからこそ、同期や家族とはまた違う絆があり、2人だけに分け合える感情があるんじゃないかと思うから…。
夫婦のようで、同志のようで…。
それは、これまでの歴代のトップコンビたちのその後…からも感じることです。
そんなとても稀有な関係に、ことなこはもう既になっているのだろうなぁと感じます。次に同じ舞台に立つ時、きっとこれまで以上の強固なパワーを感じられるんじゃないかと思う。
宝塚歌劇を取り巻く環境、そして現状がよい方向へと動き出し、本当の意味で宝塚歌劇が生まれ変わるまでにはどのくらいの時間がかかるのか…、その先行きは見えません。
ですが、膿を出し切る時期を焦り、また新たな悲しい出来事を繰り返すことになってはいけない。
大好きな人たちが、真に笑顔でいられる宝塚歌劇団になってほしい。
いつかきっと、宝塚歌劇に本当の光が灯ることを信じています。
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