新たに報道記事が出て、宝塚を取り巻く環境が一層厳しいものとなりました。
私は、この件に関して報道から一定の距離を取ってきましたが、宝塚関連の情報はもはや、ネットを開いただけでニュースとして飛び込んできます。これまでは本当に興味のある人だけが辿り着いていた宝塚関連の情報も、もう、そう言う段階まできたということです。
知りたくなくても、目に入ってくる、耳に入ってくる段階に…。
内容を詳細には読んでいませんが、もうここまで来ているので、この報道に関するインターネット上の情報に少しだけ目を通しました。
本当に、言葉がない…としか言いようがない。とてつもない、嫌悪感、憤りしか抱けない内容。
本気で、目を疑いました。
ですが、もしこの内容に真実が含まれているとしたら、なぜこのような状態になるまで、しっかりとした対応もなく宝塚歌劇は進行していたのか…。
本当に、言葉もありません。
そして、それと同時に
- 報道している媒体は、これから宝塚歌劇団をどうしたいのか
- 報道している媒体の、真の目的は何なのか
この疑問の答えが見つかりません。
単に、金銭的な問題だけでここまでするのでしょうか。
これほどの内容を掲載するからには、何か別の理由があるのでしょうか。
礼真琴さんのポリープ完全否定の件(礼真琴さんについて書かれた記事については、以前に購読済)もあり、この記事の信憑性についてはもはや全く分かりません。
ただし、これまでに何度も特定の組について言及されていること、内容に一貫性がないにしろ扱われているテーマは同じこと、そして今回は多数の個人名が出ているということ。全くの事実無根であれば、なぜこんなにも報道が繰り返されるのか…。
それは宝塚歌劇団が、対外的に、裏付けのある毅然とした対応をしていないこともひとつの要因かもしれません。
現状の宝塚歌劇団の報告に、疑問ばかりが残ります。
もし今回の報道内容に誤りがあった場合、どれほどの名誉棄損になるだろうか。それを覚悟で掲載したということか。それほどに、自信があるということか。
今は、宝塚歌劇団で行われている外部からの調査の結果が出るのを待つことしかできません。
もうね、最近、宝塚歌劇に関する度重なるショックな事柄が発信されるなかで思うんだけど、宝塚歌劇に関して自分ができることは、「その時感じた、自分の心のままに動く」ということだけやな…って。
誰かを傷つけない限りは、自由だと思う。
私は、20数年宝塚に近づいたり少し離れたり、また近づいたりしていますが、「宝塚歌劇団はひとつ」と言いつつも、やっぱり組や学年などによって全くカラーが違っていると思っていて。
組が違うということは、異なる学校に転校した、同業でも異なる企業に転職した、というぐらいの違いがあるんじゃないかなと思ってる。
だからこそ、組替えをしたり、専科の方がある組に出演したりした際に「やっていけるかドキドキする!」とか「〇組さんってこんな感じなんだぁ…!」とか「組によって全く雰囲気が違う」とか、物凄い新鮮な反応をされるんじゃないかと思ってる。
だから仮に特定の組が、今回の報道の様にもう言葉がないほどの劣悪な状態になっていて、それが真実であるならば…。宝塚歌劇が大好きであっても、もうその組は心理的に観たいとは思わないでしょう。全く別物となって、生まれ変わらない限りは。
でも、この件があったからといって、他の組まで一緒くたにすることはしたくないと思う。
もちろん、宝塚歌劇団という同じ組織にいるのだから、近しい慣習や指導方法などもあるかもしれないし、一ファンにはわからない、横のつながり、縦のつながりもあるかもしれません。宝塚歌劇全体で見直さなければならないことは山積しているでしょう。
それでも、私は「一緒くた」にはしたくない。
なぜなら、組それぞれに、受け継いできた伝統も、先輩たちからの教えも、慣習も、人間関係も大きく異なるのだから…。
私は、ずっと星組を中心に観てきて、現在も星組が好きで、この20数年のなかでもここ数年は一番熱心に星組に関する情報を取り入れている気がします。それくらいの魅力を感じている。
そのなかで、礼真琴さん舞空瞳さんが大好きになり、彼女たちの舞台やオフの姿から、何なら昨日の『RRR』のポスター画像、公演チラシ画像たった1枚からだけで、もう言い表せないくらいの幸せや感動、元気を現在進行形でもらっているんですよね。
これが、真実なんです。
組が違うから「関係ない」ということでは、もちろんありません。
報道された内容が本当であれば、宝塚歌劇全体に関わる重大な問題です。
ですがそれとは別に、この報道が出たとしても、応援している人たち(私の場合は、ことなこコンビ)を信じ、心から応援したい気持ちは真実。
このブログを読んでくださっている方にも、そういう存在の方がいらっしゃるかもしれません。
宝塚歌劇団が存続していくために、膿を出し切るために今、誠実に物事が進められていることを信じたい。宝塚歌劇が生まれ変わるために、きちんとした説明と、対応が求められていることは重々承知でしょう。
偶然読ませていただいた最近の記事に、「劇団は夜遅くまで明かりが点いている」と書かれていました。劇団の方も深夜近くまで、何かしらずっと休まず対応されているのかもしれない。
もちろん、これまでの劇団の対応が十分だったのかは大変疑問が残ります。
ただ、このような事態を招いたのが誰と特定できないからといって、劇団が全て悪いと一蹴することもできないでしょう。本当に、複雑に様々な事柄が絡み合っているように思えます。
宝塚歌劇をただ好きでいることが、こんなにも辛く苦しい状況になっていることに、多くのタカラジェンヌ、宝塚を愛する数えきれないほどの人たちが辛く悲しい思いをしている。これも、真実です。
少なくとも今私にできるのは、宝塚歌劇がよりよく生まれ変わることを強く願いつつ、応援したい人たちを心から応援することだけ…。
ただ、それだけだと思っています。
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