かなり急転直下にも思えるような天彩峰里さんときよら羽龍さんの組替え発表があり、さまざまな思いをめぐらせた1日。みねりちゃん、おはねちゃんファンの方はもちろんですが、これは宝塚ファン全体の関心の的になりましたね。

天彩峰里さん、みねりちゃんはもともと星組で育ってきた娘役さん。
宙組そしてこれから月組へと組替えしても、星組ファンの私はやっぱりずっと気になる娘役さんなんだと思います。
天彩峰里の星組時代
…とはいえ、みねりちゃんが初舞台をふんだ2014年宝塚100周年頃までは、しっかりと宝塚を観ていた時期でしたが、その後の星組時代はリアルタイムではあまり観れておらず…。今になって過去作品を観返した時に「ここでみねりちゃんが活躍してる!」と注目する感じ。(『阿弖流為』の菟穂名みたいに…)

この頃は、新人公演で音波みのりさんや有沙瞳さんのお役を担ったり、『阿弖流為』や『桜華に舞え』では少年役をしたりと、娘役としてそして幅広いお役を演じられる「役者として」修行の時だったのかな。
前も書いたけれど、みねりちゃんの少年って「娘役」「男役」に一切の未練がなく、思いきりがよくて気持ちがいい。
組替え直前の『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』でついに、みねりちゃんの歌唱力が発揮される 初エトワールに抜擢。華々しく新天地、宙組へと旅立っていきましたね。
天彩峰里の宙組時代
2018年宙組に組替えしてからのみねりちゃんは、新人公演初ヒロインも経験し、バウヒロインも経験し、東上ヒロインも経験し…と大躍進が始まります。
もう間違いなく、ヒロイン街道まっしぐら…!
だったみねりちゃんですが、別格的に活躍することも増え、役柄や組内での活躍の仕方も幅広くなっていったんですよね。
少女時代のアナスタシア、みたいな可憐を絵にかいたような「ザ・美少女」から、真風涼帆さんの退団公演となった『カジノ・ロワイヤル』ではクセ強なアナベルのような役まで変幻自在!
やっぱ、「天彩峰里」は面白い役者さんやわ…!
天彩峰里の宙組時代。真実は、一ファンに分かるはずもありません。
真実はどこにあるのか、それは本人とごく近い人だけにしかわからないと思うのですが、今のみねりちゃんにとって月組という新天地にまた旅立つこと自体は、ポジティブに受け止めたいなぁと思っています。
天彩峰里の月組時代、みねりちゃんのこれから…
ここからは、私が今思うみねりちゃんのこれから…。
天彩峰里という役者は、やっぱりこのままの状態ではかなりもったいないと思うのが正直なところ。役者として、歌姫としてまだまだスポットライトを浴びる機会はあるのではないかと思います。
月城かなとさんや鳳月杏さんという、渋く濃く美しくそして大人の色香が漂う男役さんに「圧倒されることなく」対峙できる、貴重な持ち味を持つ娘役さんでもある。
フレッシュで可憐な娘役さんはたくさんいても、清濁併せ呑むようなお芝居ができる娘役さんはなかなかいない昨今です。
今のみねりちゃんには、今の月組のカラーはとても合うように思えるし、「ここまで宝塚歌劇団を退団せずに歩んできた今だからこそ、出せる色合いもある」という気もする。
私がもう宝塚にどっぷりハマったきっかけになった真琴つばささんの時代の月組から今までずっと、月組娘役は清純なだけではなく「男前」だった。何なら悪女もできてしまうような濃い娘役さんが多かったんですよね。
そういう雰囲気を持つ貴重な娘役が、天彩峰里だと思います。
みねりちゃんがどのような立ち位置で月組に存在するのかは、月組に組替えする「意味」はこれから分かること…。
でも、少なくとも月組に組替えする意味のひとつは、「天彩峰里」をここで終わらせないため、もっと輝かせるための新天地が用意されたということかな、と。
まずは宙組をどう旅立っていくのかを見守りつつ、これからのみねりちゃんの活躍を楽しみにしたいと思います。
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