星組ファン、ことなこファンの私にとってこの数日は、本当に衝撃が続きさまざまなことを考え、気持ちの整理をするのが難しい毎日でした。こっちゃんのことが寝ても覚めても心配で…。こんな気持ち初めてです。
でも、こうなった以上、くよくよしていても仕方ない。
あーさもこの間、タカラヅカニュースのコーナーで言っていたけれど、「極めてポジティブ!」は私もずっと信条にしていることです。だから、この状況すらも「極めてポジティブ」に受け止めていくことが、こっちゃんの、星組の、宝塚のきっとよい未来につながると信じて…!
だって、心配だ、心配だ、と言っていてもしかたないやん!
こっちゃんは、形はどうであれ、ようやく本当に自分の心身に向き合い、労わる環境ができた。
それだけでも、こっちゃんの未来にとって大きな大きな一歩ではないか。と奮起しています。
そして、それができるほどに、盤石に星組を育て上げたのは、他でもない。
やっぱり礼真琴というトップスターの導きであり、存在だと私は思うんです。
私も、微力ながらファンのひとりとしてできること。それは今日も宝塚への星組への愛をここで語ることです。
だから今日も、星組のこと、宝塚のこと、いつもどおりに心からの愛を込めて書いていきたいと思います!!
星組の「抜けた穴」は大きい
今回の礼真琴さんの休演は、「抜けた穴」という言葉では言い表せないほど…。
そして、まもなく星組は瀬央ゆりあさんという星組の精神的支柱を失おうとしています。
遡ると、トップスターに並ぶ人気と華やかさ、実力を持つ愛月ひかるさん、星組の守護神であった天寿光希さん、星組の兄であった綺城ひか理さんも退団や組替えで星組を去っていることも大きい。
娘役では、天寿さんと同じく星組娘役の鑑であった音波みのりさんが退団され、今回の1789で退団してしまう華と実力を兼ね備えた有沙瞳さんも星組を去ってしまいます。
礼真琴×舞空瞳トップスター就任時の、まさに豪華客船のようであった星組号の船出から、この数年の間に数々のスターたちが1人、また1人とキラキラと輝きながら下船していったのです。
星組の「抜けた穴」は極めて大きい。
そう言わざるを得ない状況です。
それでも、星組がパワーアップしている理由は?
それでも、星組がフェイドアウトするどころか、反対にパワーアップしているのはなぜか。
それは、礼真琴さん(こっちゃん)が全身全霊で星組を引っ張り、引き上げ、相手役である舞空瞳さん(なこちゃん)が大輪の華を咲かせ今まさに娘役トップスターとして花盛り!!
こっちゃんの心友である瀬央ゆりあさん(せおっち)は、華と存在感と安心感が作品を重ねるごとに増し、星組の精神的支柱として舞台上でもオフでも絶対的信頼感があります!!
そこへ、実力も華も申し分なくスター性溢れる暁千星さん(ありちゃん)が月組から星組へ組替え。緊急事態を乗り切るべく、1789でこっちゃんが渾身の力で創り上げたロナンを演じるありちゃん。主演として代役が務められるほどの安心感とスター性!!実は、ありちゃんが月組時代に新人公演でロナンを演じていたという、奇跡も重なっています。こんなことって、ある?不思議な巡り合わせです。
娘役では、音波さんの星娘としての在り方をしっかりと受け継ぎ、確かな実力と経験で役を自分の色に染め上げて今まさに全盛期を迎えている有沙瞳さん(みほちゃん)、歌姫であり、星組娘役として存在感を増す小桜ほのかさん(ほのかちゃん)がいてくれる。
そして、今まさに殻を破り男役としてスター性が覚醒した極美慎さん(かりんちゃん)、上昇気流に乗り、持ち前の実力とスター性を開花させんとする天飛華音さん(かのんちゃん)は次世代の星組を、宝塚を必ずや担うであろう輝きを増しています。
そこに、ちぐさんの組長を筆頭に、お名前を挙げきれないほどに魅力的な星組生が、一致団結して高いレベルで結束し実力を思う存分に発揮している!
それが今の星組!!
代役公演、盤石すぎるくらいに頼もしい布陣です!!
必ず星組のキーパーソンになる!「天華えま」
ここで、忘れてはならないのが星組の男役スター、天華えまさんです。
滋賀県出身、愛称はぴーすけ。宝塚歌劇団に98期生として入団で、星組では暁千星さん、有沙瞳さん、澪乃桜季さん、夕渚りょうさん、天希ほまれさんと同期の2023年現在で研12。
北翔海莉・妃海風トップコンビ退団公演となる「桜華に舞え」で新人公演初主演を務め、さらに『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』『ANOTHER WORLD』と、北翔海莉と紅ゆずる時代の星組で3度の新人公演主演を務めた華々しい若手時代を過ごした星組スターです。
わたしが、ぴーちゃんのことを特に意識して観始めたのは少し遅めで、大好きな『龍の宮(たつのみや)物語』の山彦を演じてから…。
実によかったよね~、本当に。あの山彦の豪快で繊細で、不思議で現実的…そのとても難しい役どころを見事に自分のものとして演じられていました。
スカイステージのオリジナル番組「マイスターの教え リターンズ#3 星組『龍の宮物語』「夏美よう/天華えま」」が先日放映されていたのを観て、改めてぴーちゃんの役者としての素晴らしさや謙虚さ、そして天華えまの魅力を再確認したんです。
そして、最近とても感じていたのだけれど、この番組を観て改めて確信した!
「天華えま」という男役スター、そして舞台人は間違いなく、これからの星組のキーパーソンになる!!
これまで、ぴーちゃんは、美しいし何でもできるし巧い。だからこそ、突出して「何が」できる人なんだ!と確信を持てずにいたのは事実。何でも巧いが故の、贅沢な悩みなのかもしれません。
ですが、最近になってそれこそがぴーちゃんの強みなんだなぁと思うんです。
真摯に、謙虚に、自身に向き合い丁寧に日々を積み重ねているのがわかるぴーちゃん。(お料理上手なのも、いいね)自分の持てるものを全てピカピカに丁寧に磨いているのを感じるんです。いつ、何が起こっても対応できるように…。
だからこそ、こういう時に本当に頼もしい!スカイステージのオリジナル番組にも、星組で最多なのでは?というくらいたくさん登場されますが、そのどれを観ても人柄のよさ、真面目さ、温かさ、宝塚や芸事、人への真摯な姿勢、そして何より確かな実力を感じます。
代役公演で暁千星さんのお役、デムーランをぴーちゃんが演じます。
何の心配もない。何も違和感がない。
それは、ぴーちゃんのこれまでの姿を観てきての信頼感に他なりません。
こういう時、柚希礼音さんトップスター時代から星組で鍛えられてきた、紅ゆずるさんの背中を追ってきた、礼真琴さんに導かれた天華えまさんの「星男魂」が発揮されるのです!!!
きっと、同期である暁千星さんのロナンを支え、有沙瞳さんの卒業をしっかりと見送り、せおっちと一緒に星組全体に「大丈夫、大丈夫!!」と安心感を与えてくれている存在なのだと思います。
1789「代役公演」が成功すると確信する理由
こっちゃんという絶対的リーダー、キャプテンの存在がいない今の星組は、本当に想像以上の精神的ダメージを負っているだろうと思います。相手役のなこちゃんの状態も本当に気にかかるのですが(なこちゃんも無理していないかな…(/_;))、でもなこちゃんはこういう時、狼狽えるのではなく冷静にどっしりと構えていそうだと安心もしています。
こっちゃんが代役公演を安心して任せられるこんなにも頼もしい「仲間」がこっちゃんにはいるわけです。
これが、1789の「代役公演」が成功すると確信する理由です。
そして何度も繰り返してしまいますが、それが実現したのはこれまで皆に見せてきたこっちゃんの背中が、導きがあったからというのは想像に難くありません。
それくらい、こっちゃんは力を尽くしてきた。
人に真摯に向き合ってきた。
星組を、宝塚を大切にしてきた。
身を削るほどに…。
そのことに、涙が出るほど気持ちが溢れます。
だから、こっちゃん。今は、もしかしたら誰よりも置いてけぼりだったかもしれない「自分の心身」だけに向き合って、誰よりもこっちゃん自身を労わりやさしくしてね。ずっとずっと、いつまででも待っています。
そしてくれぐれも、代役を務める皆さん、そして星組生の皆さんが無理をしすぎないように…。
そう願いながら、明日、再び幕が開く『星組 東京宝塚劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』に、そしてこっちゃんに、宝塚に心からのエールを送り続けます!!!!
「読んだよ!」のクリック↓↓していただけたら嬉しいです!
コメント