礼真琴と「台湾公演」。情感溢れる『娘役』と美しき歌声

近年、そう多くは行われていない海外公演。そのなかでも海外公演の大きな転機となった作品が、2013年に開催された星組台湾公演。

宝塚のレジェンド、柚希礼音さんトップスター時代の星組。

羽と扇、桜吹雪…このポスターデザイン、ものすごく素敵(*’▽’)

礼真琴さん(こっちゃん)は、入団してからなんと2度も主要キャストとして海外公演に参加しているんですよね。私は、台湾公演のなかでもグランド・レビュー『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』が大好きすぎるほど大好きなのですが!!!

改めて、今また観るミュージカル『怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝-花盗人(はなぬすびと)-』は、以前観た時と全く印象が違っていて、何だか自然に涙が出てしまいました。

短いなかにもギュッと凝縮された面白さ、それぞれのキャストが適材適所で活躍している!!そのことに、今更ながらぐっときてしまったんだなぁ…。さすが、やはり当て書きの名手小柳奈穂子先生です。

目次

研5の礼真琴が演じた、情感溢れる娘役「石繍雲」

こっちゃん、なんとこの台湾公演で最も見せ場があったのは、お芝居の『怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝-花盗人(はなぬすびと)-』、しかも娘役!

当時研5のこっちゃん、主演柚希礼音さん(ちえさん)の実質相手役と言ってもいいヒロイン役ですよ(*”▽”)すごすぎる…。

今で言うと、1789の新人公演でも話題の稀惺 かずとさんがちょうど研5。こっちゃんの相手役を娘役として稀惺 かずとさんが務める、みたいな感じかな?…、それって、本当に大抜擢ですよね(*’▽’)

研5の男役が海外公演でヒロインを務める…。そんな前代未聞のキャスティングですが、こっちゃんのヒロイン姿は全く違和感がなく、むしろこっちゃんの娘役に本当に魅了されてしまいました(*^^*)

何たって、歌声の素晴らしさ。透明感がありながら力強く、どこか心の奥底の情感を揺さぶる歌声。娘役の声であっても、高く巧いだけではなく奥行きのある儚く柔らかさのある歌声。そして、ちえさんの胸にすっぽりとおさまるサイズ感、泣き顔さえも可愛らしくて…(*^^*)

凛としながらも、健気で一生懸命、素朴さも残す「石繍雲(せきしゅううん)」というお役が、この時のそのままのこっちゃんを映しているようで何だかぐぐぐーーーーっと感動してしまった。特にラストがよかった(;_;)

やっぱりこっちゃんのお芝居は、心が感じられて情感がある。だから、好きなんだなぁ。

適材適所すぎる、層が厚すぎる当時の星組

どこを観てもスター、スター!とにかく、今回感じたことを書かせてください(≧▽≦)

  • 柚希礼音さん演じる楚留香(そりゅうこう)どっしりとした大きさと頼もしさ、そして圧倒的華やかさ!!
  • 場面の空気感を変えるお芝居、声色に合った歌声が素晴らしかった左明珠(さめいしゅ)役の夢咲ねねさん。洗練されたヴィジュアルはもちろん台詞の「声」が美しい!
  • 薛斌(せつひん)役の紅ゆずるさん、短い登場場面ながら感情を抑えたところから溢れ出るお芝居で鮮烈な印象を残した!特に一瞬で涙を流し、感情が溢れるシーンに感動(;_;)
  • 薛衣人(せついじん)役十輝いりすさんの重厚感のある佇まいは、お芝居をグッと引き締めてくれていた!
  • 蘇蓉蓉(そようよう)役音花ゆりさん、落ち着きのある大人のお芝居で、安定感が半端ない!
  • 李紅袖(りこうしゅう)役音波みのりさん、とにかく美しい。台詞が聞き取りやすく安心感のあるお芝居!
  • 宋甜児(そうてんじ)役の早乙女わかばさん、可愛らしくも振り切って笑いも取れる、任をしっかりと全うしたお芝居に拍手!!
  • 倚剣(いけん)役の十碧れいやさん、精悍で真っ直ぐな青年の役が似合う!こっちゃんとの並びも美しかった!

他にも、万里柚美組長(中国語、日本語の最後の挨拶が素晴らし過ぎた(;_;))、壱城あずささんや鶴美舞夕さん(ショーで星男を体現!)、優香りこさん(エトワール素晴らしかった!)夢妃杏瑠さん(相変わらず美声!)など、適材適所に活躍されていて、今思えば層が厚すぎる台湾キャスト!

なんですが、よく考えたら星組生はもう1チームに分かれていたんだった…Σ(・ω・ノ)ノ。

この時、日本では「南太平洋」が公演されていたんですよね。

轟悠さん主演、妃海風さんがヒロイン。真風涼帆さんや天寿光希さん、美稀千種さんや白妙なつさん、瀬央ゆりあさんや天華えまさん、綺咲愛里さんもこちら…。

もう、この時代の星組どれだけ役者揃いなんだ!!と唸ってしまいます(*”▽”)

この時の星組で、こっちゃんは下級生時代を過ごしたんだなぁ。改めて、スターひしめく星組で華やかな作品が続くなかで揉まれて、もともと実力がある人だけれど、やっぱり下級生時代は実力以上のものを求められて苦しんだこともあるかもしれない。

まだ、あどけない少しふっくらとした当時のこっちゃんを観ていると、今の引き締まりに引き締まりまくった体格と表情、圧倒的な歌唱力とお芝居心、キレキレのダンスへと進化したトップスターの今を重ねて、何だか分からない涙が流れてきたのです(/_;)

ちえさんに包まれて、こんなに健気で可愛らしい娘役さんをしているこっちゃんも、何だかこっちゃんらしくて…。まさか憧れの人の相手役になり舞台に立つ日がくるなんて、思ってもいなかったことだろうな(;_;)

この作品を観て、こっちゃんの多彩な魅力に改めて魅了されたとともに、今ストイックに役に向かい星組という大きな船を先頭で舵取りしているこっちゃんが、どれほどの身体的、精神的パワーを必要としているかを感じたんですよね。

この頃から考えると、そのとてつもない進化が嬉しいような、でもここらでほっと和んで心を緩め休息してほしいような、そんな何とも言えない気持ちになっちゃった。

それくらい、素のこっちゃんそのもののように思える石繍雲(せきしゅううん)が魅力的でものすごく「清らかで可憐」でした。

こっちゃんの台湾公演はこれでは終わらない!

こっちゃんは2013年に続いて、2018年にも台湾公演に参加しています。この時はもう、堂々の2番手!!ポスターでもこの貫録です(≧▽≦)

台湾公演のポスターってカッコいい!紅さんのイメージにぴったり(*’▽’)

宝塚歌劇公式ホームページ
星組公演 『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』『Kille... 星組公演 『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』『Killer Rouge/星秀☆煌紅』の情報をご紹介します。

この記事にも以前書いたのですが、実にのびのびとした二番手のこっちゃんを観ることができる作品!こっちゃんらしい心からの笑顔、充実感が伝わってきます(*^^*)

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この時の台湾公演もよかったなぁ~!!

2度目の台湾公演では、もちろん男役として参加したこっちゃん。特にショーで大活躍で「礼真琴」のダンス力や歌声が生かされた公演になりました。あの時の石繍雲(せきしゅううん)が、こんなにカッコ良くなって帰ってきましたよーーー!!!って感じだったのかな(≧▽≦)台湾のファンの方にも、男役礼真琴、こっちゃんのかっこ可愛いお芝居、クールなダンス、美しい歌声はきっと届いたことでしょう(*^-^*)

礼真琴が「台湾公演」で得たもの

こっちゃんと海外公演、実は縁が深いんだなぁと改めて感じた2013年の台湾公演。お芝居では堂々たるヒロインぶり。ショーではスターひしめく星組で上級生に混じり、舞台の端で歌い踊り、デュエットダンスの影ソロで美声を轟かすこっちゃん!!

今舞台の真ん中で、圧倒的な光を放ちながら魅力が溢れ出ているこっちゃんを思うと、まだまだ発展途上な可愛らしい姿でした。

こうしてタカラジェンヌは育っていく。そして、そのなかで一握りのタカラジェンヌが舞台の中心へと躍進していくんですよね。

こっちゃんにとって台湾公演は、その大きな転機になったのかもしれない。

舞台上での存在の仕方だけでなく、作品に対する責任を強く感じ始めたころなのかもしれません。そして、トップスターの相手役を務めるという貴重な経験をしたことで、相手役の気持ちにより寄り添う感情が生まれたのかも…。

今、大きく手を広げて舞空瞳さんを星組全体を包み込む、その包容力はこの台湾公演で学んだことも活かされているのかもなぁ、なんて思いをはせた公演でした(*^^*)

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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