極美慎の「何か」が変わった!スターの覚悟

早くから、その目を惹くスター性で注目されてきた星組スター「極美慎」さん。(タイトルは、文字数の関係から敬称略)私が意識して観始めたのは紅ゆずるさん退団頃からだったと思います。

紅さん時代の星組男役のなかでは少し線が細く超小顔で、でも今どきジェンヌさんらしいキラキラとした雰囲気があるなぁ^^といった印象。くしゃっと笑うその素朴な笑顔、ふんわりとした話し方、上級生と一生懸命お話ししていると耳が真っ赤になるのが可愛らしいなぁ(*^^*)と思っていました。

そんな私が、より注目して観よう!と思ったきっかけは、「極美さんは愛月さんが大好き!らしい」と知ったから。やっぱり愛月さん♡起点で、縁のあるスターさんに注目してるんだなぁ、私( *´艸`)

愛月さんをゲストに迎えた極美さん、天飛華音さんのトーク番組では、愛月さんに叱咤激励されていたのが印象的です。

今思えば、あの時の「極美はそろそろ、もうちょっとしっかりしなきゃ!(→ニュアンス)」といった愛月さんの厳しくも温かい言葉をぐぐっと受け止めている表情から、「そろそろ、何とかしなきゃ」という切迫感が滲んでいました。

この時のようすを、こちらに書いています(*^^*)

愛月ひかるさん×極美慎さん×天飛華音さんのミラクルスペシャルトーク♡:スカイ・ステージ・トーク DREAM TIME#63「愛月ひかる」

目次

「めぐ会い」で、極美慎さんの「何か」が変わった!

大きな転機になったのは、「王家に捧ぐ歌」でアイーダ(舞空瞳さん)の兄ウバルドに抜擢されたあたりではないでしょうか。宙組では、当時星組から組替えしたての真風涼帆さんが演じた役です。一気に主要キャストに躍り出た極美さん。とても頑張っていてスターとしての華やかさは抜群だったのだけれど、もうすこし「濃さ」を出せたらもっと素敵な男役さんになるんじゃないかな、なんて思ってしまったのでした。

そうそう、忘れてはならないのはそれより前の「ロミオとジュリエット」ですね。ロミジュリでは、マーキューシオ役。私、極美さんの現代的で危なっかしく、どこか儚いマーキューシオすごくいい!と思った。若手スターならではの粗削りさがそのまま役にも生かされていて…ヘアスタイルも衣装の着こなしも、こなれたお芝居の動きもすごくよくて、正直期待以上でした(*’▽’)

極美慎さん×華やかさ抜群のウバルド:「王家に捧ぐ歌」

それからしばらく経って、ぐぐっと注目したのは今回の「めぐ会い」。礼真琴さんが演じるルーチェのライバルという、大抜擢!この佇まい、顔つき、立ち居振る舞いを観て、「極美くん、何かが変わった!」そう思いました。

もちろん、主演作品が決まっているというのもあると思うのですが、宝塚の男役スターとしてどうあるべきか、どうしたいかが、ようやく定まったような舞台姿だったんです。

父への愛と親子の確執や、愛する人への純粋な想い、ルーチェに対する上から目線の態度もすべて、しっかりと役作りがあり、わちゃわちゃとして楽しい作品のなかでもしっかり「シリアス担当」を務めていました。

何より、余裕のある動きやスターの風格が少しずつ板についてきて、観ていて安心感があるぞ!ととても変化を感じたのです。きっと苦手意識があるであろう歌にも、今回はとても鍛錬の成果を感じて太く響く声がよかった~!

宝塚「男役スター」の覚悟

ご存じのとおり、極美さんは星組の代表として「2025年日本国際博覧会アンバサダー」就任されています。ダイキンエアコンのCMにもばっちりワンショットがあるほど期待されている次世代スター。

でも、ご本人はとてもニュートラル(に見える)で、もちろん気負いがないわけではないだろうけれど、だからといって野心に燃えている感じでもなかった。あまり「スター」の立場を望んでいないのかな、まだ自分には自信がないといった感じなのかな…と。

でも、上級生がどんどん卒業していき、自身も新人公演を卒業し本格的にスターの道へ。

星組の男役としてどうあるべきか、自分がどうしたいかを少しずつ見つけられているのかもしれません。それが今回の作品でもしっかりと表現されていたし、極美さんに期待していた「濃度の高い男役」が近づいてきたのかも!と感じたんです。

タカラジェンヌならではの「クサさ」「恥ずかしいくらいキュンとさせる動きや目線」をこれでもか!とやってのけてくれたら…なんて勝手な希望を持っていましたが、ちょっとその片鱗が「めぐ会い」にはあったんですよね(*’▽’)♪相手役の小桜ほのかさんへの愛の表現はとてもカッコよかったし、ルーチェとの対峙もライバルとして遜色なかった!

宝塚に入団し、一握りの人だけがスターの階段を駆け上がっていきます。

誰もがそのチャンスを得られるわけではなく、本人の想いとは裏腹なことも、たくさんあるかもしれません。

でもチャンスが巡ってきたらやっぱりそれを掴み、生かすことがとても大切なんだって、これまで愛月さんがたくさん語ってくれていた言葉の意味を思い出します。愛月さんを敬愛する極美さんは、今それをひしひしと感じているのではないでしょうか。

そして、ついに主演作品が巡ってきて「スターの覚悟」ができたのかもしれません。

次回作は、『ベアタ・ベアトリクス』演出家・熊倉飛鳥先生の宝塚バウホールデビュー作なのだそう。トークを少し観ましたが、なんと爽やかな先生と主演男役なのでしょう!若さ溢れるみずみずしさを感じました(*’▽’)大好きなカノンくんとのがっつりとしたお芝居も観られそうで、今からとても楽しみ♡

この作品で極美慎さんは大きな飛躍を、きっと魅せてくれると期待しています(*^^*)

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星組宝塚大劇場公演 Show Stars『Ray-星の光線ー』 [ 宝塚歌劇団 ]

スカイステージは、ずっとスカパーで視聴しています(*’▽’)

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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