2025年6月7日──
宝塚大劇場で、花組の新たな本公演が幕を開けますね。
作品は、ミュージカル・ロマン
『悪魔城ドラキュラ ~月下の覚醒~』(脚本・演出:鈴木 圭)
原作は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの人気ゲームシリーズ「悪魔城ドラキュラ」。
そして、岡田敬二先生による華やかなロマンチック・レビュー、『愛, Love Revue!』も上演されます。
花組は、博多座公演、そしてバウホール公演を経て、久しぶりの大集合ですね!
二葉ゆゆさんの組替えもありましたが、別箱&バウでそれぞれがパワーアップした!と感じるので、新たな花組が観られそうと期待が高まります。

稽古場映像から伝わる熱と品格
タカラヅカニュースで公開された稽古場映像を観て、思わず釘付けになりました。
お芝居では、洗練された空気と重厚感のあるセリフまわしが印象的で、物語に引き込まれそうな静かな熱がひしひしと伝わってきました。
ひとこちゃんは、ドラキュラの雰囲気にぴったりだし、美咲ちゃんがさらに美スタイル、そして美しくなられて素敵。男役さん、娘役さんもそれぞれの個性が光っていました。
そして、レビュー。
岡田先生の世界観が詰まった、伝統的な“宝塚らしさ”が息づく王道レビューですね。何度も何度も歌われてきた曲が多いですが、やっぱり私は、とても素敵だと思いました。
「愛LOVEレビュー、七色の…」やっぱ、いい!!実に、花組らしい。私は星組ファンで、礼真琴さん率いるあの熱くパッショナブル&現代性もあるショーに惹かれますが、同時にやっぱり王道も好きなのです。
古き良き宝塚を愛してきた方にはもちろん、現代的な感性で宝塚を楽しんでいる方にとっても、新鮮に映るのではないかなぁと思います。
華やかでロマンティック、そしてどこかあたたかい──
すごく良いレビューになりそうな予感でいっぱいです(*^-^*)
今、宝塚ファンの視線が向かうもの
チケットのこと、演目のこと…事前にいろいろと情報が入ってきて少し懸念していましたが、それでもやっぱりこの公演に寄せられる期待は大きいと思います。
花組らしい耽美さと幻想が交錯する舞台、あの超絶美なヴィジュアルにも、宝塚ファンのみならずすでに心をときめかせている方も多いはず。
そして今、多くの宝塚ファンの視線が集まっているのが…
聖乃あすかさんが“2番手羽根”を背負うのかどうか、ですね。
本当は触れずに書こうかと思いましたが、やっぱり避けては通れないですね、このことは…。
花組のスターとして着実に歩みを重ねてきた聖乃さん。私が初めて認識したのは、「花より男子」の花沢類でした。映像でしたが、もうそれはそれはぴったりだった!あの学年で、あの重要なお役だったので、相当に期待されている方なんだろうなぁと感じたことを思い出します。
また、万博アンバサダーにも選出されましたね。「劇団の新たな顔」のひとりとして期待されていることは、間違いないのでしょう。
その歩みから「未来のトップ候補」としての期待が高まる中、次のステップとしてここらで「2番手羽根」がどうなるのか、気になるのは自然なことだと思います。
同期ふたりの現在地|W2番手の可能性は?
私自身が今回、特に注目しているのはもうひとつ…
星組から組替えで花組にくわわる予定の、極美慎さんの存在です。
極美さんと聖乃さんは、ともに2014年初舞台の100期生。
同期という共通点を持ちながら、それぞれの組で異なる偉大なトップスターのもとで男役道を歩み、2025年後半、花組に並ぶことになりました。
その偶然とは思えない巡り合わせに、どうしても特別な感情が芽生えます。
なぜ、今わざわざ「超路線」とも思えるお2人を並ばせるのか…

自然に考えられるのは、「切磋琢磨」これですよね。
お2人とも華やかで美しく、男役として申し分ない程の「ヴィジュアル」は大いなる武器だと思います。ただ、お2人とも柔らかく優しい「ガツガツしていない」みたいなイメージが私にはありました。
でも、きっと「0番に立つ」ことを想定したとしたら…
かなりの精神力と体力を養い、そして自身の魅力や持ち味を早期に見つけて磨き上げていく作業が必要なのかなぁ…と一ファンは想像しています。
だからこそ、もしかしたら「W2番手に近い体制」が敷かれるのではとも…
これはかなり賛否両論ありそうです。
聖乃あすかさんは、6月号の歌劇の表紙も飾られましたね。
これは、堂々の2番手への大きな1歩だとも考えられます。
ただ過去にも、準トップ制度や瀬央ゆりあさんの「片羽根」など、いろいろと少しモヤモヤすることはありました。
でも、今となればせおっちが雪組で正2番手羽根を背負ったことで、何だか心が晴れやかになった気がします。
なので、それぞれのベストタイミングが来るまでは「W2番手のような体制」という方法もあるのかなぁと想像しています。

どの瞬間に「2番手羽根」を背負うのがベストか…
思い返せば、正2番手羽根ってどのタイミングで背負われてきたかなぁ…と考えていました。
たとえば──
星組で言うと、礼真琴さん・舞空瞳さんがトップに就任された時。
愛月ひかるさんが2番手羽根を背負ったのは、トップコンビのお披露目本公演という大きな節目でした。
また、暁千星さんが正式に2番手羽根を背負ったのも、2024年の星組『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』代役でトップ羽根を背負った『1789』を除けば、これが初めてでした。
愛月さん、せおっち、そしてありちゃん…
皆さん、やはり「待ちに待った、満を持して」のぞれぞれの過程・ストーリーがあり、宝塚ファンにとっても悲願の2番手羽根でした。
そう思うと、永久輝せあさんのお披露目公演から別箱、そして2度目の大劇場公演…
はたして今、このタイミングで聖乃さんに正2番手羽根を…となるだろうか…。
けれど、私は決して聖乃さんがトップ路線から外れたとはもちろん思っていません。
むしろ、着実に歩みを進めてこられたからこそ、誰もが心から応援したくなる“タイミング”を大切にされているように感じます。
そして何より、焦らずに着実に進むその背中こそが、未来の大きな羽根を育てていくのだと──
私は、そんな風に感じているのです。
それは極美慎さんにも同じことが言えます。
星組でご自身の課題に向き合い努力を重ね、確かな実力と表現力を身につけた彼女が、これから花組でどんな風に存在感を放っていくのか──
きっと、その輝きが羽根の有無以上に、多くを語ってくれる気がしています。
…と私は思っていますが、皆さまの予想はいかがでしょうか?

羽根は“順番”だけじゃなく、“タイミング”も大切
2番手羽根を背負う=トップ候補、という見方があるのは事実ですね。
もちろん、2番手羽根を背負ったから確定ではないものの、やっぱり「未来への大きな1歩」になることは間違いありません。
羽根を背負うそのタイミングは、そのスターにとって一番ふさわしい瞬間に訪れる。
それを、今までも、たくさんのスターが証明してくれました。
今回、聖乃さんが2番手羽根を背負おうが背負うまいが、それは、未来への“過程”のひとつ。
それぞれの歩みの先に、また新たな景色が待っているはずです。
花組の舞台を、信じて待ちたい
極美さんの煌めきと凛としたたたずまい、聖乃さんの繊細で柔らかな、でも頼もしい空気感…
そんなおふたりが、これからの花組をどう彩ってくれるのか。
その未来に思いをはせると、やっぱり複雑な想いよりも楽しみが勝ります、私は…。
羽根の大きさではなく、その背中に何を背負って舞台に立つのか。
極美くんは、きっと星組の誇り、礼真琴さんのもとで学んだ誇りを胸に花組でも活躍してくれると信じています。
それらを舞台姿から感じ取れるのが、タカラヅカの素晴らしさであり、ファンにとっての楽しみでもありますね。
その過程を、これからも見守っていきたいです(*^-^*)
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