宝塚歌劇団の改革として、大きなニュースが飛び込んできました。
ガバナンス体制強化の一環として、2025年7月をめどに「宝塚歌劇団」を法人化するとのこと。
阪急電鉄株式会社の100%子会社として、「株式会社宝塚歌劇団」を新たに設立(設立日は2025年4月1日)されるそうです。
- 宝塚歌劇団の取締役の過半数が、「社外出身者」となること
- 演技者との契約を「雇用契約」に移行すること
私が特に注目したのが、上記の中でも「雇用契約」のところです。
現在は入団5年目までは雇用契約、6年目以降はタレント契約(業務委託契約)としていますが、2025年3月より、6年目以降の演技者についても雇用契約とします(専科所属者は引き続きタレント契約とします)。・上記に伴い、現行の報酬体系をベースに給与体系を再整備します。
これまでの業務委託契約から、雇用契約へ。
これは、大きな変革になりますね。
ただし、複雑な宝塚歌劇団の構造上、給与体系の再整備は難航するのかもしれません。
そして、以前発表がありましたが、住宅補助手当や食費補助など福利厚生制度を拡充するとのこと。

また、このような記載もありました。
これまでは公式稽古以外の自主的な稽古については労働時間として扱っておりませんでしたが、2025年3月以降は、自己研鑽のためのものを除き、参加が必要となる稽古については一定の管理の下で労働時間として扱います。・施設内にタイムレコーダーを設置し、客観的指標に基づく労働時間管理を行います。
お稽古時間に関しても透明性が向上し、過剰労働にならないよう第三者が管理できる体制になるということでしょうか。ただ、自己研鑽の自主稽古と、参加型の自主稽古、その線引きって少し難しそう…。
礼真琴さんの退団を目前に、宝塚歌劇団はその経営体制を大きく変革していく意向ですね。
宝塚歌劇110年の歴史の中でも大きな1歩となりそうな、今回の改革。
宝塚歌劇団に関わる方たち、観客、そして何より夢の舞台を創り上げるために研鑽を重ねるタカラジェンヌが安心して芸事に精進できる環境が整うよう、真に実のある改革となることを、心から願っています。
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コメント
コメント一覧 (2件)
そのほうがちゃんとしてて、よいですね
もう悲しい目にはなりたくないですよねだから同期で、いち番手2番て、決めたのかな
大きな節目となる出来事ですね。
宝塚歌劇が良い方向へと進んでいると、願いたいです。