暁千星さんが星組生になって、ずいぶん時が経ったように思えますが、よく考えてみると2022年の組替えから、まだ2年ほどなんですね。
でも、この2年でありちゃんは本当に「星組生」になられたなぁと思います。
組替え後、1作目が『モンテ・クリスト伯』 -ベルツッチオ『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』(全国ツアー) 初エトワールだったことも、記憶に新しいですね。
この時のありちゃん。あまりにも星組になじんでいて驚きとともに、新しい風がビュンビュン吹いたのを思い出します。
この組替えは予想だにしていなくて、いまだに将来的な星組の姿が想像できないでいますが…
この組替えの報を聞いて、私が思い出したのがこの対談でした。
2018年に初回放送された、ありちゃんともえこちゃんの対談番組。ゆるっとしたカフェトークながら、とても中身が濃くて印象に残っています。
その時の詳しい感想は、ありちゃんアングルともえこちゃんアングルに分けて、こちらに書かせてもらいましたが…
この対談で印象的だったのは、こんなことでした。
- 寮の部屋が同室だった、ありちゃんともえこちゃん。もえこちゃんが起きられないありちゃんをビシバシ起こしてあげてた!
- 音楽学校時代から、お2人はケンカばかりしていた。
- そんな時期を経て、互いに親心を持ち、互いの活躍に奮い立たせられる素敵な関係に…
- もえこちゃんは自身で、「ネガティブ思考」と…そんな彼女を、ありちゃんは「もっと自信を持ったらいいのに」と伝えていた。
- もえこ→ありにやってほしい役は、「オーシャンズ11」の「ダニー・オーシャン」あえて大人のお役が観てみたいと!
- あり→もえこにやってほしい役は、「スカーレット・ピンパーネル」の「ショー・ブラン」柚希礼音さんファンのありちゃんにとって、ショー・ブランは大好きなお役で、それをもえこちゃんにやってほしいと!
- 当時のもえこちゃんが印象深いお役は、「王妃の館」の新公で演じた金田貫一。本役である愛月ひかるさんに「こういう役を、『TOP HAT』の前に挑戦できていたらベティー二も変わっていたかもしれない。こういうお役が若手のうちにできてラッキーだね!」(→ニュアンス)とアドバイスをもらったそう。
当時のブログに、こんなことを書かせてもらっていました。
ありちゃんとの対談では、同期同士の遠慮のない話し方や内容で、そういうのも自然でとてもよかったし、同期で先頭を走るありちゃんをリスペクトしつつも、負けないように自分も頑張ろうという強い決意も感じました。そして、ありちゃんのウィークポイントも知っているからこそ、親心のような気持ちで舞台を観に行って感動したり…。そういう優しさも垣間見られるトークだったんですよね。
瑠風輝さんは、今、岐路に立っているような気がします。
まさか、この時から数年後、お2人が同じ舞台に立つことになろうとは…しかも、お2人に全く縁のなかった「星組」で…。
ただ、この対談を思い出していると、やっぱり同期のなかでも縁が深く、しかも互いが舞台上でもオフでも心を許し合い、高め合って持ち味を活かせる組み合わせなのだろうな、と感じます。
礼真琴・舞空瞳・愛月ひかる・瀬央ゆりあ
礼真琴・舞空瞳・瀬央ゆりあ・暁千星
礼真琴・舞空瞳・暁千星・極美慎、天飛華音
天寿光希さんが居て、綺城ひか理さんが居て、天華えまさんが居て、音波みのりさんが居て、有沙瞳さんが居て…この星組が大好きで、ずっと熱く見つめてきました。
せおっちは専科→雪組へ、かりんちゃんは花組へ、そしてなこちゃんは退団…(;_;)
本当に、この数年で星組も大きく変化してきました。
「礼真琴・暁千星・極美慎」の今…
ついに大好きな礼真琴さんも宝塚歌劇団の世界を旅立つ時が近づいていること、星組の形が大きく変わろうとしていることに寂しさがないといったら、嘘になります。
本当に、礼真琴時代の星組が心から大好きだから。
でも、こうして少しずつ組のカラーが融合し形を変えていくことで、宝塚歌劇は長く続いてきたのだし、新たなスターも生まれてきました。
ありちゃんともえこちゃんが、手を携えて星組の舞台を創るようになった時、また新たな星の物語が始まるのでしょう。
対談の当時、ネガティブ思考だと話し、持ち味を模索されていたように感じられたもえこちゃん。
星組に組替えされた方たちが、驚くという「熱さ・パッション」を全身に受け、新たな瑠風輝さんが観られるはず…!
今後、お2人が組むことで最高に輝く作品が、用意されているのか…
さらなる宝塚全体を巻き込む、組替えがあるのか…
暁千星さんと瑠風輝さんの組替えが、何を意図したものだったのか…
その本当の意味が分かるのは、もう少し先のことになりそうです。
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