芹香斗亜さんの、退団会見の記事を読みました。
各紙、切り口はほぼ同じように感じました。
新聞記事として伝えるからには、記者は基本的に私情をはさむことはないでしょう。
淡々と事実を伝えるのみ。
ただ、各社の記事を読んで、やはり昨年の出来事と、芹香斗亜さん退団のタイミングとの関連について「何かを聞き出したい」という意志を感じ取れる文章ばかりだったと思います。
ですがそもそも、退団に関する質問以外は受け付けない、という姿勢で始まった会見のようでした。
昨年の出来事と「直接の関係はない」といった主旨の回答はあったのだそう。
退団のタイミングは、トップスターに就任した時から「3作品でゴールと決めていた」とのことで、今回のタイミングはそれを全うした形なのでしょう。
宝塚歌劇団の公式ホームぺージでも、退団記者会見のようすが公開されています。
これから、宙組はどうなっていくのでしょうか。
この1年、さまざまな資料や記事、意見などを目にしてきました。
この違和感の正体は何なのか…ずっと、分からないままです。
それでも、この件に関して不明瞭なことがたくさんあり、だからと言ってそれを鮮明にしたいとも感じない自分が居ます。それは、内情を知らぬ一宝塚ファンの立場で、踏み込むべき場所ではないように感じるからです。
今も私は、宙組の作品が観れなくなっています。
スカイステージで流れてきても、まともに観れなくなりました。
さまざまな思いを抱えて舞台に立つ、全力の宙組生の皆さんの熱意はスカイステージの画面越しに伝わってきました。
それでも、夢を見れなかったのは仕方のないことだと思っています…。
誰一人、何も感じずにこれまでと同じように観られる人は居ないと思います。
ただ、どの視点に立つかということで、応援できる人とできない人が分かれているのかも…。
応援している人も、きっと苦しい思いを抱えておられるのではと感じるし、複雑な想いを抱えている人も笑顔で観られる時が来たら…と感じておられるのでは、と思います。
どちらの視点も誰がどうこう言える話ではなく、宝塚との付き合い方は各自に委ねられているんですよね。
こういう混沌とした状況は続きますが、少なくともこうして宙組が動き出したことは確かです。
その変化が、「真の再生」に向かっていることを少しでも感じさせてくれたら…
そして、芸事に真摯に向き合う人たちが、心身ともに健康で居られる場所であってほしい…
ただただ、そう思います。
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