「タカラジェンヌっぽくない」ところもある、トップ娘役だからできること

雪組トップ娘役、夢白あやさん。

初めて彼女を認識したのは、私に突如やってきた第3次宝塚ブームのきっかけとなった、2019年宙組博多座公演『黒い瞳』でした。

愛月ひかるさんが演じる「プガチョフ様」にどっぷりハマった「黒い瞳」

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愛月ひかる 舞台写真/宙組博多座公演『黒い瞳』『VIVA! FESTA! in HAKATA』(舞台写真): ブロマイドオーダ... 愛月ひかる 舞台写真/宙組博多座公演『黒い瞳』『VIVA! FESTA! in HAKATA』(舞台写真)
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雄々しい愛月プガチョフ様の虜となり、一気に宝塚への想いが再燃した私!(ここから、愛月さんを追いかけ星組ファンに舞い戻り、愛月さん退団後、どっぷりとことなこファンになっていったのです…(*^-^*))

その愛月プガチョフ様が酒盛りをするシーンで妖艶に絡み、そして軽やかに舞う、小柄ながら目鼻立ちがくっきりと美しい踊り子が居ました。

それが、当時まだ研2だった夢白あやさん。

この愛月さんの表情が素敵すぎて、この舞台写真お気に入りです(*^^*)あやちゃん、研2とは思えない堂々とした舞台姿!

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愛月・夢白 舞台写真/宙組博多座公演『黒い瞳』『VIVA! FESTA! in HAKATA』(舞台写真): ブロマイドオーダ... 愛月・夢白 舞台写真/宙組博多座公演『黒い瞳』『VIVA! FESTA! in HAKATA』(舞台写真)

出番はそう多くないお役であったにも関わらず、紫のヴェールを纏ったあやちゃんの華やかさは群を抜いていて、目を惹きました。同時に上演された『VIVA! FESTA! in HAKATA』でも、サン・ホセの火祭りで勇ましく仲間を率いて歌うのは、やっぱりあやちゃん。

男役さん顔負けの勇ましさと力強さで、ここでも「あの娘役さんは誰だろう?」と目を惹いた。

それから、数々の抜擢が続き、あやちゃんの内面では苦しんだのかもしれないけれど(先日のロングインタビューでその頃の葛藤を語ってくれていましたね)はたから見れば、順風満帆。ヒロイン街道まっしぐら。新人公演の主演をGETし、さらに小劇場のヒロインも務めます。

雪組に組替えしてからも、実質娘役2番手として活躍し、新人公演では専科さんのお役を演じるなどお芝居の幅を広げていきました。

この頃まで、実は私、「目を惹く娘役さんだなぁ」の域で止まっていたんです。

でも、トップ娘役になる前後あたりから、数々のインタビューを読んだり、なこちゃんとの「オシャレのヒミツ」、最近ではロングインタビューを見たりしていると、彼女のパーソナルな部分が見えてきて、とても興味深い方だなぁと印象ががらりと変わって。

決して順風満帆というわけじゃなく、多くの葛藤と戦いながら、一つひとつの経験を糧に着実に階段を上ってきた人。

娘役というより、もしかしたら男役の属性なのでは?というほど男前。

とても「ガッツ」がある人。

いつしか、私の中であやちゃんはそういう印象になっていきました。

そして、いい意味で…ですが素顔は言動も、ファッションの雰囲気もどこか「タカラジェンヌっぽくない」要素もあって、そういうのが新鮮で、それを隠さずオープンなのもとてもいいなぁと思いました

そういう感覚を持ち合わせていることは、今やひとつの個性であり、今の宝塚歌劇にはとても必要な感覚なのかもしれない。

実力も華もある。現代的な彼女が雪組トップ娘役となり、いまや宝塚の代名詞、伝統的な娘役のある意味集大成とも言えるようなお役「マリー・アントワネット」をベルばら50周年の年に堂々と演じられているのも、巡り合わせですね。

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宙組・雪組と深く関わってきた彼女だからこそできる、言えることが、これからあるのかもしれません。

そういう小さな変化が、少しずつ風穴を開けていくのかも、とも…。

ご自身のやりたいこと、夢を叶えながらご自身を追い込み過ぎずに過ごしてほしいのは前提ですが、姉御肌でチャキチャキ、自分の考えをはっきりと、そして上手に表現できる夢白あやさん

彼女だからこそ、言える・できることが、この先まだまだあるのかもしれません。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

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