【東京観劇旅・完結編】礼真琴×下級生たち(私的MVPお2人と感動した餞シーン):星組『BIG FISH』

記憶が薄れないうちに書き上げたい【東京観劇旅】星組『BIG FISH』感想、今回が一旦完結編です!

星組の報道によって、やっぱり星組ファンとしては辛い気持ちにもなりました。

ですが、今の気持ちは前回の記事に書いたとおりです。

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ビッグフィッシュからもらった幸せ、感動は「本物」でした。

主要キャストだけでなく、上級生から下級生まで、舞台の端から奥までずっと見つめていましたが、自分のお役に真っ直ぐに、楽しそうに舞台に立っていた姿が忘れられません。

「礼真琴」という『座長』に向かう、全員が一丸となったパワーが凄かった!!

今回は、礼真琴さんと下級生たちの新鮮な化学反応、そしてその率直な感想を書きたいと思います。

目次

礼真琴×下級生たちのお芝居が新鮮!

礼真琴さんは舞台上に出ずっぱり!

そこに、主要キャストはじめ副組長白妙なつさん、同期のひろ香祐さん、さらには下級生がどんどんコラボレーションしていく舞台!

皆が、場面場面でこっちゃんの相手役を務めているようにも思えて、とっても新鮮でした。

今回の作品でとってもよかったのは、通常の本公演では礼真琴さんと、がっつりお芝居することが少ない下級生たちも、結構こっちゃんと絡んでいること!それがとってもよくて、率直に楽しかった(*’▽’)

それでは、礼真琴×下級生たちの感想を書いていきたいと思います!

ドン・プライス 蒼舞 咲歩

さきっぽーーーーーー!!!!おかえりーーーーーー(/_;)

と、登場するたび心の中で叫んだ私!!

エドワードの幼馴染で、若かりし頃のサンドラの元婚約者。

さきっぽのコミカルさ、そして確かなお芝居力があるからこそ、「憎まれ役」にきちんと徹していても愛嬌があって、アシュトンの町を率いる人物となっても、一貫して「やっぱりドン」でした(*^^*)

さきっぽが、青年期にこっちゃんと一緒に魔女のところに行くんですよね。

そして、自分たちの未来を見てもらう。

そこでこっちゃんを罵って「魔女好きおとこめ~~~!!」っていう、さきっぽドンの決め台詞があるんですけど( *´艸`)

その言い方が、何とも嫌みったらしい(→ほめてます)

でも、さきっぽの可愛さが出ていて、登場するたびに何度もプッと笑ってしまいました。

リーゼント風のヘアスタイル、ピタッとしたアメリカンなファッション、こっちゃんに絡む時の本気の凄味!さきっぽのお芝居をこれからの作品でもたくさん観たいなぁと思いました(*^^*)


人魚 希沙 薫

きさちんが登場する人魚のシーンは、まさに、ディズニーシーの「マーメイドラグーン」です(*”▽”)

きさちんが舞台上に登場すると、急にファンタジー感が広がって、上半身だけで人魚の動きを表現!

これが凄く滑らかで美しいんです。

メイクもブルー系でキラキラ、金髪のような白のような輝く長い髪をなびかせて、男役さんとは思えない程の可憐さ…!もう、うっとりよ(*^^*)

こりゃ、こっちゃんエドワードもそのファンタジックな可愛さに夢中になって、ファーストキスをしてしまうわ!!ってくらいの美しさでした( *´艸`)

こっちゃんとの「マーメイドダンス」(→勝手に命名)は、軽やかで華やかでホント、ディズニーのパレードやショー観てるかと思った…!!


エーモス・キャロウェイ 碧海 さりお

ちゃりおって、なんでこういう「クセ強」なお役をナチュラルに自分のものにするんだろうねぇ(*’▽’)

サーカス団の団長であり、本当は狼男。

お髭もとっても似合っていたし、圧の強さとかコミカルさとか、こっちゃんとの絶妙なやり取りとか…ホント、こっちゃんと呼吸がぴったりで、さすがのちゃりおでした!

ラストに、可愛らしいけれど色気のある奥様が登場したな~!と思ったら、二條華さんでした(*^^*)


ザッキー・プライス 夕陽 真輝

ザッキーは、さきっぽドンの弟。

いつでも、さきっぽドンにくっついている丸眼鏡の男子。

まっきーもかなり芸達者ですが、やっぱりコミカルなお芝居がホント上手ですよね!!

さきっぽドンと一緒にこっちゃんエドワードに絡むんですが、本当はこっちゃんエドワードのこと「めちゃくちゃ好きやろ?」って絶妙なお芝居をするまっきーが愛おしかったです( *´艸`)


魔女 都 優奈

今回、主要キャスト以外にMVPを勝手に贈りたい方のひとり。

出番こそ限られますが、このクオリティ、この迫力!!

ディズニーの魔女っぽい、恐ろしくも超絶美しい魔女!

ねーさん、やっぱ凄い…(*”▽”)

まず、その声量。突き抜けるような高音だけでなく、太くクリアな歌声。

でも、私が心に残ったのはそれだけではなくて、「魔女メイク」の特殊な濃いメイクが超絶似合っていて、ドレスの着こなしもめちゃくちゃ美しかったことです…!

ねーさんの顔立ちにとても似合う華やかなお役で、こっちゃんを翻弄するような表情、余裕のある立ち居振る舞いに、ねーさんのお芝居力も感じたのでした。


ジョセフィーン 星咲 希

のぞみんのジェセフィーン、めちゃくちゃよかったです!!

極美慎さんウィルの妻役、そして、こっちゃんエドワード、ほのかサンドラとの絡みもたくさんあります。

ブルーム家が皆、華やかで可愛らしい雰囲気があって「家族だなぁ」って共通する雰囲気があるなか、のぞみんの持つ凛とした美しさや「品格」が、「嫁いできた若い奥様」な感じにぴったりで、素敵なコントラストでした。

のぞみんジョセフィーンが妊娠して、かりんウィルとエコーで見る我が子との対面シーン。

この時の、のぞみん、すごく母性に溢れていて落ち着いていて、何より声がとっても綺麗で印象的です。

こっちゃんエドワードの話を、とても楽しそうに優しく耳を傾ける様子、こっちゃん(老年期)と楽しそうに歩いていく姿が本当に「お嫁さん」な感じで可愛らしくって!

こうしてこっちゃんの傍でお芝居しているのぞみんが、とても新鮮でほっこり嬉しい気持ちになりました(*^^*)


ジェニー(若かりし頃) 鳳花 るりな

印象的だったのは高めの声色、だぶだぶのニット(トレーナー?)の着こなし、甘めの話し方…、学生時代のこっちゃんエドワードのガールフレンド役。

るりなちゃんのカラッとした華やかさがアメリカンガールにぴったりでした。

出番こそ限られますが、印象的なお役に抜擢ですね。

こっちゃんエドワードを想って、待ち続けて、でもこっちゃんエドワードはもう家族が居て、最後に一度だけキスをする…切ない乙女心が滲んだ姿は、そのまま、年を重ねた白妙なつさん演じるジェニーに自然につながっていきました。


カール 大希 颯

主要キャスト以外に、MVPを勝手に贈りたいもうひとり、巨人カール役の大希さん。

スティルツ(高足)を使いこなし、自分の足のように危なげなく歩く大希カールは、インテリジェンスな紳士でした。

まずね、この学年でも紳士的なお髭がとても似合う!

知性漂う話し方、本当は優しいカールの人柄が滲むとっても素敵な舞台姿でした。

そして、歌がとっても巧い!!太く伸びる声と正確な音程、これからがさらに楽しみになった方です。

個人的に印象的だったシーンは…

  • 台詞はしっかり思い出せないんだけど、こんなんじゃガールフレンドもできないっ!みたいに指と指をつーんつーんってしてるところ(*^^*)
  • 大希カールとこっちゃんエドワードが、2人仲良く並んで、斜幕の後ろで手を振り上げ「ピース」してるところ( *´艸`)
  • エドワードの葬儀に参列して、魔女のねーさんと並んで献花しているところ

そうそう!ねーさん(魔女の都優奈さん)と大希さんがカーテンコールでも「並んで挨拶」だったと思うのですが、なんかめちゃくちゃ「並びが素敵」だった。大人な2人って感じでね、すっごくお似合いだったことを、ここにご報告します( *´艸`)

看護師 星影なな

この作品で卒業となった、星影ななさん。

ななちゃん、退団公演だな…という気持ちで観ていたというのもありましたが、本当に目を惹く華やかさがあって素敵な娘役さんだなぁと思いました。

ラストの公演ということもあるのでしょうか。

端々に、稲葉先生の愛を感じるようなシーンがあって、胸がいっぱいになったなぁ。すごく感動したのは、こっちゃんエドワードとのラストシーン。

旅立ちが近づき、車いすに乗ってウィルと一緒に病院を抜け出すシーンです。

ベッドから起き上がり、かりんウィルが用意した車椅子に乗り、急いで病院を抜け出す!!

映像が上手く取り入れられて病院内を駆け抜けていく様子がリアルに描かれるのですが、その時こっちゃんエドワードとかりんウィルはエレベーターに乗るんです。

縁のある仲間たちが集まる川岸に行くまで、こっちゃんとかりんちゃんだけのラストに向かう大切なシーン。

そこに唯一、登場するのが、ななちゃん。エレベーターに乗り合わせる看護師さんのお役でした。こっちゃん、かりんちゃん、ななちゃん。舞台上には、一瞬3人だけ。

そこでね、こっちゃんエドワードがグリーンの制服を着た看護師のななちゃんの手を両手で包み込むように握り、「君は、グリーンもとても似合うね、君のグリーンアイズにぴったりだ、有難う」(→って言っていた気がする!)って言うんです(/_;)

そしたら、ななちゃんがちょっと照れたように、でもエレガントにお辞儀をする。そして、2人に「さぁ、いってらっしゃい!」という風に手を前に差し出す。(だったと思う)

ここがあんまり素敵で、泣けちゃった(/_;)

こっちゃんエドワードが病院でこれまでお世話になった看護師さんにお礼を言っている、という風にも取れるけど、私には退団するななちゃんへの、こっちゃんの労い、そして感謝のように思えて…(;_;)本当に素敵な餞のシーンでした。

※千秋楽映像では、ななちゃんが星組パッションのコールをされていましたね!こっちゃんの粋な計らい、そしてななちゃんの力強いコール!終わった後は手で顔をおおって泣いていたのかな?(/_;)ビッグフィッシュの象徴である黄色の水仙のような、ひときわ明るい黄色のワンピースが超絶似合ってた…!(このお衣装でカーテンコールだったのも、稲葉先生の餞?)ボロボロ泣いていた大希さんが、ななちゃんの頭をぽんぽんって撫でていて、御剣海さんも一緒に喜んで感動してて、お2人の優しさも感じたな~(/_;)

星組の層の厚さを感じた…!

ビッグフィッシュチームは、流石の白妙なつさん、そしてひろ香ゆうさんのどっしりと場を引き締める存在感があり、そこに礼真琴さんはじめ主要キャストたちのクオリティの高すぎるお芝居、歌、ダンスが重なり…と、どの場面も軽快ながら重厚感に溢れていました。

でも…。

この作品が、これほどまでに感動的で美しい世界観として完成したのは、(こっちゃんから見て)下級生の皆さんが全力でお芝居をし、歌い踊り、時にはサーカスの芸まで披露し、縦横無尽に舞台に息を吹き込んだからに他なりません。ここにお名前を挙げきれなかった方々も、活躍されている姿を隅から隅までしっかり観させてもらいました。

星組が3分割して公演された作品でしたが、それでもこれだけの層の厚さ。

この作品を経て、さらに皆さんがたくさん心を動かして、スキルアップもして、あらゆるものを吸収して大きくなられたのではないかなぁと純粋にこの作品に感動しつつ、そんなことも感じました。

今改めてビッグフィッシュのことを思い出しても、ただただ包まれるような温かな気持ちしか残っていません。

こんな優しい気持ちになれる作品に出会えたこと、そして星組でそれを上演してくれたこと。

改めて、お礼を言いたいです。

今回の東京観劇旅。実は私にとって、色んな意味で久しぶりがいっぱいの「大冒険」でした。

こっちゃん、私をまた「ここ」に連れてきてくれて有難う。の気持ちです。

星組『BIG FISH』に携わってくれた皆さん、ずっとずっと忘れられない6月の素敵な思い出を有難うございました!!

涙を拭きながら終演後に観た、渋谷の綺麗な夕焼け空も忘れない。

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宝塚ファン歴20数年、福岡在住、このブログを運営しているnaomiです。

このブログは、アメブロで2011年に開設した「TAKARA座」を前身として、大好きな宝塚のこと、これまで観劇した作品について語っています。

筆者の詳しい自己紹介はこちら→https://takaraza.com/profile

コメント

コメント一覧 (2件)

  • naomi様
     Big Fish観劇レポ みんな読ませていただきました。星組愛にあふれたレポート、かなり、レベルの高い舞台だったようですね。きっと、素晴らしかったと思います。
    観ていない私が想像することはできませんが、私はまだそこまで、切り替えて、割り切って応援はできません。上手い=好きじゃないんですよね。心は次の星組大劇場公演です。それから、どうするか考えると思います。これからも、礼さん、星組を応援するブログ頑張ってくださいね。

    • bluelakeさん、コメント残してくださって有難うございます。
      たくさんあった観劇旅記事ですが、、みんな読んでくださって嬉しいです(*^-^*)

      ビッグフィッシュ、本当に心温まる素敵な舞台でした。
      主役とヒロインだけに…というよりも、むしろ「父子」にフォーカス、そして家族愛、仲間との愛にフォーカスされた作品だったと思います。
      だから、『ことなこファン』そしてそれぞれ『礼真琴ファン』『舞空瞳ファン』でもある私も、すっと物語の世界に浸ることができたのかな、と思っています^^

      でも、今はまだ星組トップ娘役としてなこちゃんが居てくれるから、次回作で「ことなこ」で作品が繰り広げられることがわかっているから、そう思えた部分もあると思います。
      礼真琴×舞空瞳の立つ舞台が楽しみだな、礼真琴の隣は舞空瞳だなぁという想いは変わらず、心にしまい、ビッグフィッシュの世界に集中しました。
      だから、「私はまだそこまで、切り替えて、割り切って応援はできません。」というbluelakeさんのお気持ちもわかります(*^-^*)
      こっちゃんが、他の娘役さんにプロポーズしたり、愛を語ったりしているのを観るのは、やっぱり心がきゅっとしました。

      ただ、ビッグフィッシュの世界で生きるこっちゃんは、本当に幸せそうで、キャストの皆さんも楽しそうでとても幸せな気持ち、感動をもらったことも本物の気持ちでした。

      そうそう、おまけですが( *´艸`)帰りにキャトルレーヴに寄ったんですね。
      そこで買ったのは結局、「礼真琴の隣で満面の笑みを浮かべる舞空瞳」ことなこの舞台写真ばかりでした(*^-^*)
      今も、増えたことなこの舞台写真を眺めるたび、幸せな気持ちになるなぁなんて思っています(*^^*)

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